『ここのみ保育園』での園芸療活動の様子もご確認ください。

2025/06/04

5月の園芸活動

2025/04/14

2月の園芸活動

2025/04/14

1月の園芸活動

2023/05/23

4月の園芸活動

4月の園芸活動報告になります。

プログラムで庭の植物の名札などを作成しました。 お散歩などでお庭を見てくれる方々にも植物をより身近に感じてくれたらうれしいです。

2022/10/06

9月の園芸活動

晴れた日の空は高く、日差しも和らぎ秋らしい風を感じる日が増えてきました。

畑やガーデンの収穫物や採集する植物も種類が移ろい10月に入り園芸療法の畑やガーデンでは冬支度が進んでいます。 9月の台風後の清々しい日には秋の森ヨガを行いました。 森林療法の森散策では草木染めプログラムに使用する植物採集や笹船つくりにネイチャーゲームなど自然を楽しみながら過ごしました。



敷地内の森で採集したセイタカアワダチソウを使用しての草木染めでは小さなバックを染めました。 模様つけにはビー玉や輪ゴムを使い、参加者の皆さんがご自身でデザインを仕上げました。

2022/09/07

8月の園芸活動

畑の野菜たちの収穫種類が多い8月

収穫物は春に土作りから始まる園芸療法のありがたい植物からのいただきものです。



ハーブガーデンや野に咲く草花を使ってのフラワーアレンジメントを行いました。 参加されたみなさんは贈る相手や飾る場所など具体的に思いうかべながら　ご自身のお好みの花たちをオアシスという水を含ん土台へと挿していきました。

2022/08/03

7月の園芸活動

日差しの強さが増してきた7月は色とりどりの草花が活気づいて最盛期に入りました

ハーブガーデンでは好みのハーブを選びスワッグと呼ばれる花束をつくりました 花束の仕上げにリボンで持ち手を飾りました 同じ種類のハーブを使っての作品つくりですが、それぞれの個性が現れた素敵な作品になりました



収穫できる植物が増えて来ました 今年は例年に比べウスベニアオイとブルーベリーが豊作です

2022/07/04

6月の園芸活動

まだまだ気温の上がり下がりが落ち着かない月ではありましたが、花を咲かせる植物も多くなり、華やかさと緑の深みが増す季節に入りました



6月はお天気に恵まれた日に木漏れ日を浴びながら森の中でヨガを行いました。 参加者のみなさまは深呼吸とともに草花の香りや風にそよぐ木々の葉音を感じるゆったりとした時間を過ごされていました。 他にもハーブガーデンの花や花壇の花で押し花を作りました。 今後のプログラムのクラフト材に活躍してもらいます。 このように花が咲く季節を感じながらの作業をその後に繋げていけるプログラムつくりは園芸療法の特徴と言えるでしょう。

2022/06/02

5月の園芸活動

5月の千歳病院の森は青葉が繁り、新緑の季節を迎えています。



森の入り口は緑のトンネルができて、ウグイスのさえずりが出迎えてくれています。
園芸作業も野鳥のさえずりがBGMのようではかどります。
5月はシイタケのコマ打ち作業や花壇にお花を植えたり、菜園にトマトやきゅうり等の苗を植え付けました。
千歳病院には2.4htの森があり、フットパス(森の散歩道)が整備されています。
今回は森林療法を行いました。
森の中を散歩しながら、其々、タンポポやヨモギ、トクサやハンノキの実を拾い集め、木箱に入れて楽しみました。
これからの季節も、森を散歩するのが楽しみですね。

2022/04/19

2F 園芸療法動

久しぶりの２Fでの園芸療法です。



今月は春の花を花瓶に飾っていきます。
カーネーション、チューリップ、スイートピーなど春に咲くお花がたくさん。主役になるお花を決め、１本１本、花瓶の高さに合わせて茎を切っていきます。
「チューリップは葉っぱもかわいいね」、「これはストックっていう花だね」などと会話も楽しみながら進めていきます。
春になると様々な場所に顔を出すふきのとうやつくし、たんぽぽ、よもぎなど実際に手で触れてみると今まで気づかなかったにおいなどを感じられました。
手浴にもこれらの花や葉をちぎって入れると匂いがより一層強く感じられました。
来月は外に出てお散歩ができるくらい温かくなるといいですね。

2022/03/29

3月の園芸活動

3月の末になると、ものすごいスピードで雪が溶け始めましたが、園芸活動の畑はまだ、雪が沢山、残っています。
千歳病院の園芸活動も始まってから8年目になります。今まで、こんなに雪が残っていたことはなかったです。
本当に春が待ち遠しいですね。



3月はドライフラワーのクラフトや押し花のクラフト、手湯を行いました。
使った花の材料には、ガーデンで育てた千日紅、エキナセア等をドライフラワーにして保存していたものを使いました。
押し花は、夏の花盛りの時に作っていたビオラ、クレマチス、ラベンダー、ハーブ等を使いました。
ラベンダーは色も鮮やかでフローラルな香りもあり患者さんたちも、ゆったりした気持ちで制作している様子でした。

2022/02/07

1月の園芸活動

2022年1月、千歳病院園芸活動はじまりました。



1月はスプラウトを育てたり、手作りのバスボム(泡が出る入浴剤)を入れて手湯を楽しみました。
千歳は1月にかけて雪が沢山降りました。ガーデンも畑も深い雪の下になっています。
雪のお布団が掛かったハーブやお花、畑はきっと暖かく眠っています。
春がくるのが、待ち遠しいですね。

2021/12/28

12月の園芸活動

12月になになっても根雪にならなかった千歳病院のガーデンや森も雪景色になりました。
12月はクリスマスクラフト、押し花カレンダー、しめ縄作りをしています。



夏期に使っている作業小屋に野ネズミが侵入!!
保存していた稲の穂、種用の豆、ひまわりの種、段ボール、かご、有機肥料、石鹸･･････食べ散らかし、麻のヒモの中で寝床を作ったりと、やりたい放題です。
この機会に、ボランティアさん、OTさんと消毒したり、ふいたり、捨てたりと大掃除をしました。
すっきりとした小屋で来年の春から始まる野外での活動が待ち遠しいですね。
それにしても、野ネズミの小屋での食跡の様子などから、その様子が想像でき、千歳の森からやってきたひとつの命のうごきを感じる出来事でした。
2021年も沢山の植物を育て、千歳病院の森に身をゆだね、自然と触れあってきました。ありがとうございます。
来年もよろしくお願いします。

2021/12/08

11月の園芸活動

今年の11月は暖かいですね。



ここのみ保育園の前にある子ども達が植えたプランターの花は、やっと12月になってから片付けました。
長い間、鮮やかな花達が子ども達や親御さんの目を楽しませました。
11月は秋大根の収穫や収穫したこんにゃく芋から、こんにゃく作りを行いました。
こんにゃくってこうやってできるんだね。初めて作った。口当たりが優しくて美味しい等の声が上がっていました。
来年もこんにゃく芋を植えて食べたいと盛り上がりました。
その他には、押し花のガーランドや収穫したハーブや製油を使い、バスボム(発泡入浴剤)、バスソルトを作り、手湯をして、ゆったりと温まりくつろいだ時間を過ごしています。
秋大根の収穫では、小ぶりながらも真っ直ぐな大根ができました。園芸活動も7年目になり、土が良くなった証拠かなと、ひとり思う園芸療法士です。

2021/11/05

10月の園芸活動

10月の園芸活動は今期、最後の野外での活動でした。



比較的、暖かく過ごしやすい日が続き、体を動かすと汗ばむほどでした。
10月の末でも紅葉が鮮やかで活動後のお茶タイムでは紅葉狩りしながら、紫蘇ジュースやジンジャーエールをいただきました。
10月は焼き芋やハロウィーンのカボチャ作りや秋大根の収穫等をしました。
今回のハロウィーンは小さな魔女や怪物に変装したここのみ保育園の子供達が現れ、お菓子をもらいに来ました。
ハロウィーンの衣装を着た子供達の姿を見かけた認知症の患者さんは「おかしをやらんといけないな」とお話しされ、お菓子を嬉しそうに渡していました。
患者さんも職員もほっこりとした時間になりました。

2021/10/08

9月の園芸活動

9月の園芸活動は、藍の生葉たたき染め、森ヨガ、野菜やリンゴの収穫、稲刈り等をしました。実りの秋と言う感じです。
今年の千歳は9月になっても気温が高く暑い日が続きました。秋バテと言う言葉もあります。
日中は暑く、朝晩は寒くなり、からだが対応ができず、体調を崩しやすいそうです。重ね着をして、気温に合わせ調整していきましょう。



藍の生葉たたき染めでは山口県の園芸療法士さんから、藍の種を分けていただいた種をまき、育った藍の葉を使いました。
園芸療法のつながりを感じるプログラムです。
始めはハンカチに藍の葉を乗せて金づちでたたいていましたが、そのうちに患者さんが、ガーデンを回り、朝顔や赤紫蘇の葉を摘みに行き、たたき染めをされました。
藍の葉のたたき染めが千歳病院のガーデンのたたき染めになりました。
ガーデンが直ぐそばにあり、身近に植物を感じとる患者さんの自発的な活動になりました。

2021/09/09

8月の園芸活動

8月は野菜も花も賑やか！野菜はトマト、きゅうり、なすび、おくら等々…沢山収穫できました。
とうきびは鹿に畑を囲っているネットを飛び越えられ食害にあい、一口も人間の口には入らず(T-T)



ハーブの花や野の花も咲き誇り、フラワーアレンジの花材として利用しました。
フラワーアレンジでは、お昼休みを利用して職員も参加し、お花に触れる一時を過ごしています。
藍がよく育ち、藍の葉の生葉でマスクを染めました。マスクは、一般の方対象の園芸療法講座ぴいぇに参加してくださった方が、ボランティアで縫っくれたものです。
千歳病院園芸療法は色々な方の協力を得て取り組まれています。ありがとうございます！ また、藍の生葉のたたき染めも行いました。患者さん自ら、ガーデンを周り、たたき染めに使えそうな、あさがお、マリーゴールド、ウスベニアオイ、コスモス、赤紫蘇等を摘み、たたき染めをしています。彩りあるハンカチが並びました。
今回、初めてゆうがおを植えました。思いもよらず大きくなり、皆で写真を撮ったり、持ってみたりしました。千歳病院内のカフェリーフにも置いてもらい、皆さんに見てもらっています。
触ったり、なぜたり、持ってみたりしているそうです。植物に触れる機会に繋がり、嬉しい園芸療法士です。

2021/08/18

7月の園芸活動

7月の園芸活動は森ヨガやハーブのスワッグ、虫除けスプレー作りなどを行いました。



雨が何日も降らない日が続き、水やりに時間がとられ大変でした。
バケツ田んぼの水はカラカラ…
いつの間にか産み付けられたおたまじゃくしもなんとか、8月になり足が生えて森に戻りました。水不足分でバケツ田んぼは、カラスの行水場所になり、稲は倒れ、無惨な状態になったのでボッコを立て応戦！おまけに、トマトにいたずらされ、収穫前にカラスに採られないようにCDをぶら下げたりとカラスとの戦いは続いています。
そんな中でも、収穫は順調でトマト、きゅうりなどの野菜やカリンズ、ブルーベリーなどが採れました。
今年から、千歳病院のカフェリーフで購入してくださったお客様に園芸活動の野菜を少しですが、プレゼントしています。
園芸療法を知ってもらうこと、興味関心を持ってもらう機会になったら良いと思っています。
北海道の夏はあっという間です。もう少し、畑作業頑張りましょう！

2021/07/09

6月の園芸活動

6月の園芸活動はコロナウイルス感染予防のため、緊急事態宣言が発令され、5月末から活動が一部お休みでした。



病院職員、ボランティアで、菜園管理作業を行いました。
5月に植えた花の苗やたねだんごの花も順調に育ち、花盛りを迎えています。
千歳病院のガーデンは患者さんのお散歩コースになっていて、お花を見ながら会話が弾んでいます。
数年前からリンゴの木のお手入れをしています。今回、始めてリンゴの実が成りました。
患者さんにリンゴの袋を新聞紙で作ってもらい、リンゴの実にひとつひとつかけていきました。収穫できるのが待ち遠しいですね。

2021/04/21

ビオラの植え替え

4月の2階園芸療法はビオラの植え替えです。
今月から外の小屋での作業になるので、病棟から小屋まで外の雰囲気を感じられます。



今日は晴天でしたが風は吹いており、日蔭になると少し肌寒い温度でした。
風が吹くと「風が冷たいね」「寒いね」などと話され、身体で温度を感じることができました。
チューリップや水仙の芽が出ており、ふきのとうやつくしも咲き、目やにおいで春を感じられました。
小屋に着いてからはビオラを入れる鉢をシールで飾りつけをします。
次は３種類の土を混ぜ、鉢に土を入れていきます。最後にビオラを鉢に植え替え、土を乗せて完成。
病棟に帰ってからは水やりの仕事が待っています。
これからしばらくは病棟にお花がある生活になりそうです。

2021/04/08

3月の園芸活動のようす

長い冬ごもりが過ぎ、やっと北海道千歳にも春がきました…
とは言うものの…３月はまだ、雪残る千歳でした。4月になってもまだ、あちらこちらに雪が残っています。今年は雪が多かったんですね。



千歳病院のハーブガーデンの周りにはふきのとうが顔をだし、春の気配を感じるようになりました。
3月の園芸活動では、夏季にガーデンでミントなどのハーブを収穫し、乾燥保存していたものを使い、香り袋(サシェ)を作りました。
患者さん方は私は甘いお花のような香りが好き、レモンのような香りが良いなど言いながら、好みの香りのするハーブを選んでいきます。
トレーの上で混ぜ合わせていくと部屋中がハーブの香りで満たされていました。好みのがらの布で包み出来上がり！
クローゼットや枕元などに置いて香りを楽しむと良いですね。

2021/03/01

2月の園芸活動

暦の上では春ですね。2月の千歳は気温がマイナスの日が続きシバレル日々です。そんな中でもネコヤナギの芽が膨らみ始め、桂の芽も動き始めました。少しずつ春の気配を感じます。



2月の活動は春を先取りしたような内容でした。
土を原材料にした染料を使った色鮮やかなベンガラ染めやミモザのスワッグ作り等を行いました。
ベンガラ染めでは、サラシにビー玉を包み、輪ゴムで結んだり、割りばしではさんだり、出来上がりのイメージを考えながら、思い思いに手を動かします。
赤色、黄色、藍色など好みのベンガラの染料に布をつけていきます。
染め上がった布を広げ、色鮮やかな模様に染まっているのを見ると、患者さんたちの満足した顔がありました。他の患者さんの染め上がりを見ながら良いね～、キレイな色だね～などおほめの声がゆきかいます。
身近に置いて長く使って欲しいですね。
ミモザのスワッグ作りではミモザの黄色く丸くて愛らしい花に患者さんたちは魅了されていました。
北海道には自生していないミモザですが、最近ではお花やさんで扱われたり、テレビで紹介されることがあり、注目されてきましたね。
スワッグ作りでは、ミモザの黄色い花を見て癒され、ユーカリの葉の香りでも癒されましたと言う患者さんの声がありました。
一足早く春が来たようです♪

2021/02/02

1月の園芸療法

雪の少ない千歳でしたが、1月の末から雪が降り始め白銀の景色が広がっています。



窓の外は真っ白、ちょっと緑が恋しい所、、、貝割れだいこん、豆苗、ブロッコリーのスプラウト作りをしました。
毎日、水をかえてしっかりお世話。少しずつ成長する姿を見守りながら、2週間後に収穫して丁度、豆クラフトの時の豆のスープに入れていただきました。
今年の節分は2月2日、千歳病院の園芸活動でも一足早く、節分の豆のクラフトを行いました。
北海道は豆の生産量が日本一だそうです。形、大きさ、色とりどりの豆を並べると、種類の多さに驚いている患者さんたちでした。

2021/01/27

押し花カレンダー作り

１月の２階園芸療法は押し花カレンダー作りです。



ビオラなどのお花やイチョウやナナカマドなどの葉を押し花にしたものと今までの園芸での活動写真を飾っていきます。
写真をはさみで切り取るところから作業開始です。次に押し花でカレンダーを飾り付けていきます。
好きな葉っぱやお花を空白の部分に置いていきますが、お花や葉っぱの色合いを考慮して出来栄えをじっくりと考えながら進めていきます。
最後に写真や飾った押し花の近くに自分の名前を記入してサインしました。
世界でたった一つのカレンダーの完成です。完成したカレンダーは参加していない方も見えるようにデイルームに貼りました。

2021/01/06

12月の園芸活動

12月の園芸活動はクリスマスクラフトやクリスマス会、しめ縄作りと賑やかに行われました。



高齢の患者さんが多い園芸活動ですが、クリスマスは歳を重ねても心がウキウキして笑顔溢れ楽しい雰囲気です。
クリスマスクラフトに使う材料は近くの公園で集めた松ぼっくりや、ガーデンのラベンダー、二ゲラやローズヒップなどがあります。
その他にも、近くの道の駅や産直のお店で購入したものもあり、ご近所の農家さんが大切に育てた麦穂、ドライフラワーを手軽に購入できるのも北海道らしい、のどかで、自然豊かな環境なのでしょう。
コロナ感染拡大に伴い、日々の園芸活動も感染予防対策など今までとは、全く違うものになりました。
感染予防対策をしながら、種をまき、水をやり、花を楽しみ、野菜を収穫してその味を楽しんできました。
鹿の食害にあい、豆類の収穫がほとんどありませんでした。少ない収穫でしたが、豆の選別作業(豆をよる)をしました。
どんな料理をして食べようかと話ながら行うかと思いきや、無言で作業は進められていました。
これからも室内での活動になります。冬の季節、大寒もあり、まだまだ、しばれてる日々がつづきます。

2020/12/16

クリスマスクラフト

１２月の２階園芸療法はクリスマスにちなんで「クリスマスクラフト」です。



土台の上に飾りを乗せていきます。飾りとして、オレンジを乾燥させたものやこぶしのつぼみ、聞きなれないお花やなどたくさん並べられていました。
触感やにおいを確かめながら土台に並べていきますが、中には見慣れたどんぐりや松ぼっくりが。
見慣れたものでも飾りつけをしていくと見違えてみえます。作業を進めながらクリスマスのお話をみなさんでしていると、「クリスマスは家族でおいしいものを食べた」「鶏肉を食べた」と教えてくれました。今年のクリスマスで食べたいものを伺うと「ケンタッキー」と話されていました。
クリスマスといえばケンタッキーというのは世代を超えて共通しているものなんだと感じました。
完成したクリスマスクラフトは参加していない方にも鑑賞できるようにEVホールに飾りました。
２階の園芸療法は月に１回なので、次回は来年です。
風邪など体調に気を付けてまた来年も楽しい園芸療法を続けられたらいいですね。

2020/12/07

11月の園芸活動

まとまった雪が降った千歳です。
ほとんどの雪があっと言う間に溶けましたが、根雪になる日も近いでしょう。



11月からは室内での活動になった園芸活動です。
手指消毒やマスクを付けて、ソーシャルデスタンスもとりながら行っています。
苔テラリウム作りでは海に浮かび小島や昔、若いころに営んでいた牧場をイメージして柵や牛のオブジェを置いた作品を作作った方がいました。
当時、飼育していた羊の毛を紡ぎ、毛糸にしてお子さんの帽子、手袋、セーターを編んだ話をしていました。植物に触れ、回想に繋がるのも園芸療法のよいところですね。
今年も北斗市の園芸療法士仲間がマルメロを送ってくれました。柑橘類の清々しい爽やかな香りが部屋中に漂いました。
換気で窓を開けると廊下にも香りが流れ、他の職員も様子を見に来ていました。天然の芳香浴のようですね。
6月頃に植え付けたこんにゃく芋は大きな芋になりました。秋に収穫し、こんにゃく作りを行いました。
こんにゃくにはガラスのような成分があると言うことで、ゴム手袋をはいて、よくこねると弾力のある美味しいこんにゃくになるので、患者さんたちは頑張って混ぜましたね。
食べると味わい深く、弾力もしっかりあり、とっても美味しかったです。
「自分たちで育て、収穫して、こうやって調理して食べるから美味しいんだね」「こんにゃくは買うものと思っていたけど、作って食べれるんだね」「自分で作ってみてこんにゃくのできるまでがわかった」等の声がありました。

2020/11/18

苔テラリウム

11月の2階園芸療法は「苔テラリウム作り」です。



透明な器の中に層になるように砂や土を段々と敷き詰め、その上に苔をのせていきます。
スプーンを準備してありましたが、手で砂や土を掴んで器に入れる方もいらっしゃいました。
自分の手で感触を確かめながら作業を行うのも良いですね。最後に苔の上に好きなお人形や貝殻などを飾り完成です。苔が枯れないよう水やりのお仕事がこれからは続きそうです。
苔テラリウムを作ったあとは、手浴をして手を温めます。外はどんどん寒くなってきているので、温かさが身にしみます。
そのあと、お茶会をしながら次回の園芸で何をするのか話し合いました。
来月はついに12月で令和2年も終わってしまいます。
令和2年最後の2F園芸療法ではクリスマスにちなんだ飾りを作ることにしました。どんな代わりができるか楽しみです。

2020/11/01

10月の園芸活動の様子

今年は例年にないほど暖かい日が続いた10月でした。初雪はまだ、確認していません。
4月から始まった野外での活動はしばれる寒い冬に入る前に10月でひとまず終わりになります。11月からは室内での活動になります。引き続きよろしくお願いいたします。



10月は花が盛んに咲いていた頃に制作した押し花を使い、フローティングフレーム(透明な写真立てに入れ、浮いているような幻想的に見えるもの)を制作しました。
皆さん、ステキに花を配置、デザインして花の中央にお孫さんの写真を飾るとおっしゃっている方もいました。

『食欲の秋』
焚き火台に薪を燃やして焼きいもをしました。
さつまいもの他にも、園芸活動の畑で収穫したノーザンルビーなど色々な品種のじゃが芋や栗を焼き、秋の味覚を堪能しました。

『収穫の秋』
こんにゃく芋、稲刈り、大豆、大根など沢山の野菜を収穫しました。

11月にはこんにゃく芋を調理し、味噌田楽にしていただく予定です。
ラベンダー、ブルーベリーを冬の寒さや雪の重みで折れないように藁で包み縛ったり、エキナセアなどのハーブは刈り取り、ミョウガの上に掛け布団のように乗せ、畑やガーデンの片付け、冬ごもりの準備です。
園芸活動では引き続き、植物を使ったクラフト、調理活動など、植物に関わる活動を行っていきます。

2020/10/21

散歩と収穫野菜のお話の会

2020/10/03

9月の園芸活動のようす

9月は暑かった8月の名残のように暑い日が続きました。そんな中でも朝晩は、肌寒い位の気温にになり、ナナカマドの実はすっかり赤く色付き、千歳病院の森に華やかさを添えています。



9月は香りの小袋、藍の生葉たたき染め、森ヨガ、十五夜等を行いました。
香りの小袋作りではハーブガーデンを周り、好みのミントやゼラニウムを摘み取り、香りを嗅ぎながら袋の中に入れていきます。
袋の中はフレッシュな香りでいっぱいです。ポプリとして香りを楽しみました。
藍の生葉たたき染めでは、春に蒔いた藍の種がぐんぐん成長し、立派な葉になったモノを使いました。
布(ハンカチ)に藍の生葉が、写し出されました。身近に置いて日常使いできますね。
9月の中旬には、千歳病院の森でヨガを行いました。野鳥のさえずり、木々の葉が風で揺らぐ音、様子を見ながら、ゆったりとヨガのポーズをとりました。
参加者からは肌で空気を感じたなどの声がありました。
10月1日は十五夜でしたね。千歳病院園芸活動でも、団子を作り秋の収穫に感謝しながら月のお話しなどをしました。
白い団子は夜空に浮かぶ月に由来するようですが、園芸の団子は緑色の丸い団子、緑色の月です。春に畑や森の周りで摘んだヨモギが入っているからです。
緑色の月は園芸活動らしくて良いねと笑顔が広がっていました。

2020/8/28

8月の園芸活動のようす

8月の始めに台風並みの強い風がふき荒れて、ビニールハウスが飛ばされる前に外すと、エゾ鹿の食害にあい、オクラの葉がほとんど食べられ茎だけになってしまいました。



しかし、その後、新しい葉を出し花を咲かせオクラの実をつけています。植物の生命力の強さを感じます。
8月は雨が少なく、気温の高い日が続き、カボチャ、キュウリ、トマト、じゃが芋の成長が旺盛で沢山、収穫できました。
特にトマトは甘味が強く、美味しくいただいています。
北海道では8月7日に七夕を行う地域が多いです。
千歳病院の園芸活動でも短冊に願い事を書き、流しそうめんを食べて七夕の彦星、織姫に思いを寄せました。
購入したカーネーションや園芸活動のガーデンのミント、ホップ等のハーブや周りに自生している野ブドウ、ノラニンジン等の野の花でフラワーアレンジを行いました。
中には、ご自分の好みのトクサ、フキの葉、花を採りに行きアレンジに加える方もいました。
千歳病院の園芸活動のフィールドは自然豊かな環境にあり、植物が自生しています。
自然の営みの中におじゃまさせてもらっていることに感謝ですね。

2020/8/18

２階園芸 散歩とフラワーアレンジメント

8月の２階園芸療法はようやくお天気に恵まれ、ガーデンを散策しました。葉を束ねる飾りのことを言うそうです。



季節によって違うお花が咲き、今回はユリやムクゲが綺麗に咲いていました。
そのあと、タープの下でフラワーアレンジメント。
暖かい気温でで風が気持ちよく吹き、外の雰囲気を感じながら作業を行っていきます。
オアシスにお花やハーブを挿していきますが、適切な長さにハサミで切る作業も必要です。
オアシスをお花で埋めるのは結構大変な作業で、ハサミで切って、オアシスに挿すという工程を何度も繰り返していきます。
園芸療法士さんの説明を聞き、完成形をイメージしてじっくりと考えながら挿している方もいらっしゃいました。
最後に完成したフラワーアレンジメントと記念撮影。次はどんな表情が撮影できるのか楽しみです♪

2020/8/08

２階園芸 7月の園芸活動

7月の２階園芸療法はあいにくの雨降りだったため散歩の予定を変更し、「スワッグ作り」を行いました。スワッグとはお花やハーブなどの葉を束ねる飾りのことを言うそうです。



7月の園芸活動は植物の成長が旺盛で、収穫や草取りなど大忙しの日々でした。
ハーブガーデンではツルバラが咲き誇り、ローマンカモミールやダイヤ－ズカモミールなど沢山の花が咲いています。
フレッシュな香りを感じるハーブを使ったプログラムを中心に体験しました。
精油(植物から抽出した香り)を使った虫除けスプレー作りや千歳病院の森でヨガ体験し、心も体もリラックスしました。
ガーデンを回り、ハーブを触り、摘んで心地よい好みのハーブを束ねてハーブの花束を作り、ヒモで吊るすスワップ作りを楽しみました。
短い北海道の夏を楽しんでいます。

2020/7/27

２階園芸 スワッグ作り

7月の２階園芸療法はあいにくの雨降りだったため散歩の予定を変更し、「スワッグ作り」を行いました。スワッグとはお花やハーブなどの葉を束ねる飾りのことを言うそうです。



園芸で育てているハーブやバラの花、馴染みのあるどくだみなど、お気に入りものを選んでいきますが、見た目だけではなくお花の匂い、触感など五感を使って選んでいきます。
どくだみは病気に効くということで昔は煎じて飲んでいたと参加者の方が教えてくれました。
花束を作った後は花束をくくる紐を選びます。
様々な色で、紐も毛糸や麻紐、リボンなどたくさんの種類がありますが、みなさん選んだものは赤色のリボンでした。
スワッグ作りの後にはみなさんが子供の頃に使っていたであろうものをみて、昔を思い出しながらお話しをしていきました。
行李（こうり）をみて、「柳行李」とおっしゃる方もいらっしゃいました。
月に１回に行われる２階の園芸療法も参加者の方には定着してきており、園芸療法士さんとも馴染みの関係になってきました。来月を楽しみにして待っています。

2020/6/26

6月の様子

6月に入り、暖かい日が続いています。ちょっと例年より雨が少なく、水やりの日々です。



6月に入り、ガーデンは賑やかになりカモミール等のハーブの花も次々と咲き始めました。
クレマチス、スミレ、アジュガなどの庭の花やハーブを押し花にしました。ミントの清々しい香りの中での押し花作りです。
今年もバケツ田んぼで田植えをしました。厚真町の河村農園さんよりななつぼしの稲苗をご提供していただきました。
千歳病院の森で活動している森のようちえんといといさんにも分け、田植えを楽しんでいる笑い声が森の中から聞こえてきました。
作業小屋のペイントでは、ここのみ保育園の子供、先生の手形や千歳病院の患者さん、職員の手形や思い思いのイラストも加わり、賑やかな壁になりました。
畑作業をするのが益々、楽しみです。

2020/6/16

２階園芸 フラワーアレンジ（初夏編）

６月の２階園芸療法は「フラワーアレンジ（初夏編）」です。



園芸が実施される場所まで行くとお花が並べられていました。
菊、百合、カーネーションなど馴染みのあるものもたくさん。
お花の茎を花瓶に合うようにはさみで切り、葉っぱを取って、花瓶に飾っていきます。
完成形を見据えて、並べられているお花から「どれを軸にしよう」と考えながら行われていました。
作業を進めながら子供のころの話も出てきました。
昔はカマでご飯を炊き、お赤飯をセイロで蒸して食べたとの話を聞かせてくれました。
職員からお赤飯を作ってほしいとリクエストがあると笑いながら頷いてくれました。
いつかお赤飯を炊いてくれることを楽しみにしています♪

2020/5/19

２階園芸 お散歩

５月の２階園芸療法は「お散歩」です。



晴れていいお天気でしたが、風が吹いていたので上着を着て、ひざ掛けをかけて準備しました。
外に出てみると「風があるね」と話しながらも咲いているお花をみていきました。
見慣れた「たんぽぽ」や「つつじ」、「マリーゴールド」の他にも、園芸療法士さんから説明を受け初めて聞くようなお花もたくさんありました。
お花の時期としてはまだ早いため今はまだつぼみだけど、これから見ごろを向かえそうなお花もたくさんあり、「また来週もきたいね」と話されていました。
また、お花だけではなく野菜も植えられており、苗をみて「トマト」「きゅうり」と当てている方もいらっしゃいました。
最後には園芸の小屋に入り、皆さんでのんびり休憩時間。
暖かい飲み物を飲みながら羽釜やざるなど昔使っていたものを見て昔話に花を咲かせました。
これから暖かい季節になっていくため、なるべくたくさんお散歩に出て、外の風に当たりたいですね！

2020/5/14

ここのみ保育園

5月になりタンポポが咲き始め、すっかり春らしくなりました。
この日は暖かくて、着ていた上着も脱ぎ、元気に走り回る子供です。



ジャガイモを植え、ホダ木からでているシイタケを採ってから森に探検に出発です。
千歳病院の敷地には森かありフットパス(森のお散歩道)が整備されています。
タンポポを見つけて、指輪を作ったり、髪飾りにしたり、フキの花の綿毛をふーっ、ふーっと吹いて、風に飛ぶのを眺めます。
のんびりと優しい春の日差しを受け、時間が流れていました。

2020/4/22

２階園芸 ビオラの植え替え

４月の２階園芸療法は「ビオラの植え替え」です。



ビオラも様々な色があり、皆さんで匂いを嗅いでいると、ある方が「匂いが違う！」と色によって匂いに違うがあることに気づきました！
皆さんで確かめていくと、確かに匂いの濃さが違うことを発見！！職員も初めての発見に驚きました。
植え替えの作業では、まず腐葉土・黒土・赤玉の３種類の土を自分たちの手で混ぜていきます。
全体が均一になってきたら、花の苗をポットから出します。
花の苗には白い根がびっしりと生えているため、取っていきます。
土に根が絡んでいるため、手指に力を入れて取っていきます。
取った後には鉢に土を入れて、ビオラを植え替えていきます。
最後に水やりをして、今日は終了。
外は雨模様で肌寒いけれども、お花が病棟にあることで春を感じられます。
これからは水やりの仕事がありますので、参加した皆さんで協力してお花を育てていきたいと思います。

2020/4/11

野外活動開始

千歳病院では新型コロナ感染予防対策としてマスク、手洗い、消毒を行い園芸療法を行っています。



千歳病院園芸活動は昨年の11月～今年の3月末まで千歳病院内のお部屋で園芸療法を行っていました。
なが-い冬の室内での活動から4月より野外での活動がスタートしました。
ガーデン近くにはふきのとうが顔を出しています。さっそくふきのとう味噌を作って春の味を堪能しました。
春の味だね、去年も食べたね、このほろ苦さがよいんだね等々…話しが弾みます。
この日は暖かく、千歳病院の森にあるフットパス(森の散歩道)を散策しながら、ゴミ拾いを行いました。
これから始まる、種まきや苗植えなど土に触れる野外での活動に期待が高まります。

2020/3/14

ミモザのスワッグ

3月8日はミモザの日、ご存知でしたか？



イタリアでは男性が奥さまやお母さま、同僚の女性にミモザの花を送り、感謝の気持ちを伝える日だそうです。
そんなステキなミモザの花を使ったスワッグを作りました。
ミモザの木は北海道ではあまり知られた花ではありませんが、最近ではお花屋さんで販売していたり、デスプレーとして店頭で飾られているのを見かけるようになりました。
丸い花は愛らしく鮮やかな黄色は、窓から見える雪とは対照的に春が来るワクワク感かあります。
ミモザやユーカリ、ヒバなど香り豊かな植物に触れ、春を待つ心は躍動さしましす。
思い思いに束ねてゆき、ステキなミモザのスワッグができました。
新婚の職員も、奥さまへの日頃の感謝の気持ちをこめスワッグ作りに挑戦！
ステキなミモザのスワッグができました。
あと少し…
春が待ち遠しい千歳病院の園芸活動です。

2020/3/11

春の花を楽しもうの会

３月の２階園芸療法は「春の花を楽しもうの会」として、皆さんで１つの花瓶にお花を飾りました。



私たちがいる千歳の季節はまだまだ冬ですが、この園芸では一足早く春を感じられるお花がありました。
淡い色合いのチューリップや、本州ではもう咲いている桜など、春に咲く可愛らしいお花を飾っていきます。
生け花を習っていた方も参加され、手慣れた手つきで茎や葉っぱを切り、花瓶に入れていきました。
お花をみると皆さんの表情が明るくさらに華やかになりますね。
また、それぞれのお花の花言葉を紹介していくと、菊は「高潔」、桜は「優美」、そしてチューリップは「望みのない恋」、、、聞いた瞬間みなさんで切なくなりました。。。
これからはお花の水の入れ替え作業がありますが、長―くお花が咲いてくれるように皆さんで協力して行っていこうと思います。

2020/3/05

ベンガラ染め手形足形

ここのみ保育園にてベンガラ染めの染料を使い、子供たちの手形、足形のはんこバック作りを行いました。



ベンガラ染めの染料は土や植物から生まれた自然素材で土に帰ります。
やさしく風合いのある色合いを楽しめ、上手い下手もなく色を楽しみ、その人なりの表現や楽しさ、喜ぶの発見にも繋がります。
人と環境が喜ぶ染料で園芸療法と通じるものがあります。
この日はお迎えに来たお母さんやお仕事がお休みだったお父さんも加わり、子供たちと一緒に手形を押しました。
始めはいやがって手を隠したり、イヤイヤしていた子も、おかあさんが手形をしているのを見ると一緒にペッタン！
親子のバックが完成しました。
お母さんがローマ字でお子さんの名前を書いる姿はお子さんより集中、真剣に見えました。
保育園バックや日常で使って欲しいなと思う園芸療法士です。

2020/2/21

味噌作り

園芸活動の畑を耕し種をまき、水をやり、大事に育てた大豆。
青いうちに収穫し、フレッシュな枝豆でも食べました。
秋に収穫し、乾燥、患者さんたちで殻をむきました。



その大豆と千歳産の大豆を足して味噌作りをしました。
今回は大豆と黒豆の二種類の味噌を作っています。
茹で上がった豆の湯気が広がり、美味しそうなにおい、懐かしいにおいと言う声があがっています。
茹でたての豆の味は柔らかく甘味もあり、口に広がる香りも濃いようです。
マッシャーで汗だくになりながら、こんなに肉体労働だとは思わなかった、力がいる等々と言いながらも、手の動きは止まりません。
すっかりつぶれた大豆に塩と麹を合わせたものを混ぜます。
塩と麹を合わせる作業では、手に塩、麹の触感を感じとり、麹のかおりで嗅覚を刺激します。
患者さんも、なんとも言えない、麹のかおりが心地よかったとおっしゃっています。
味噌玉を作り、容器の中に投げ入れます。冗談でストレス発散、親の敵討ち等と言いながら、思いっきり投げ入れます。時には容器から外れ落ちてしまうハプニングに、皆さん、大笑いと言うこともありました。
今回作った味噌を食べることができるのは半年後になります。
待ち遠しいですね。
その頃は栽培したきゅうりやニンジンにつけて食べたいねと話が弾んでいました。

『おまけ』
味噌作りの日は納豆を食べてはいけないと言われています。
それは、納豆菌が麹菌に勝ってしまい味噌から納豆の糸がひくことなってしまうからです。
今回、納豆を朝食で食べてきた職員がいたことが発覚！6か月後、蓋を開けた時に糸が引かない事を願っています。

2020/2/19

豆を知ろうの会

２月３日といえば「節分」ということで、今月の２階病棟園芸療法では「豆を知ろうの会」と題して様々な豆を準備して、みんなでお話をしました。



節分には豆まきがつきものですが、地域によって投げる豆が違うそうです。
北海道では馴染みのある豆は落花生ですが、東北出身の方は大豆を投げていたと教えてくれました。
目の前には小豆、大豆、金時など身近にあったものはもちろん、他にもひよこ豆、はな豆、鞍掛豆、レンズ豆など初めてみる豆もたくさんありました！
大豆は煮ることで大きくなるので、元々の豆の小ささにびっくりしました。
豆や野菜の花はあまり見る機会がないので、花の色を当てるクイズをしましたが、なすびやかぼちゃのように実と花の色が同じものもあれば、まったく違うものをあり、また新しい発見にもつながりました。
最後は手浴を行い、今日の園芸は終了となりました。

2020/2/06

ベンガラ染め

雪が降り、千歳病院の畑や森のフットパス、ハーブガーデンは真っ白なわたぼうしのような雪がのっています。



今日はベンガラ染めを行いました。
ベンガラ染めの染料は土を原材料にしていので水に流しても水を汚さず土に戻ります。環境に優しいエコなものです。
今回はボールやビー玉、スーパーボウル、輪ゴムや紐などを使ったり、布を折りたたんだりしてデザインしました。
好みの色を選び色付けして、いよいよ布を開きます。
出来上がった模様の意外さや、思い通りに仕上がった満足感など様々な表情の皆さんの顔がありました。
窓の外は真っ白な銀世界が広がっていますが、お部屋の中は色とりどりのお花畑のようです。

2020/1/17

ここのみ保育園(食育)

千歳病院ここのみ保育園で園芸療法を行いました。 今回のテーマは｢食育　きな粉作り｣です。



きな粉は何からできているのかな？
どうやって作るのかな？
きな粉は大豆を細かく粉末状にしたものです。
園芸活動の畑で収穫した大豆を洗い、フライパンで炒ってからすり鉢で細かくなるまで山椒の木のすり棒を動かします。
皆で順番に並んで、お友達のやっているのをじっと見たり、興味深く見入っています。
きな粉が出来上がったら米粉のマカロニに添えて、おやつタイムにいただきました。
暖かくななったら、どんな野菜を植えようかね。
トマトやきゅうり、大豆を植えましょう。

2020/1/15

2020年始まりました

2020年1月、園芸活動始まりました。 今年は千歳病院の周りも雪が少なく畑やハーフガーデンはさらっと雪が乗っているだけです。



千歳病院ではミツロウのハンドクリーム作りやスプラウト作りを行いました。
ハンドクリーム作りの材料ミツロウの紹介でミツバチの本を掲示しておくと職員にミツバチ飼うのですか？蜂箱置くのですか？等、問い合わせがありました。
ミツバチは野菜やイチゴ等の花の蜜を集め、受粉を助け、実成を良くします。
個人的には、蜂箱を置きたいところですが、今の所予定はありません。
寒い季節、窓の外はマイナスの気温、緑が恋しいですね。スプラウトの種をまき、水耕栽培を行いました。
1週間位で成長して食べることができます。
成長の過程を見守りながら、来週の活動で食べるのが待ち遠しいですね。

2020/1/7

クリスマスクラフト作り

12月になり、何度か雪が降る千歳です。例年より少な目のようですが、 そろそろ、一面、真っ白な銀世界になるでしょう。



令和元年最後の２階病棟園芸療法は、クリスマスが近いこともあってクリスマスクラフト作り。
松ぼっくり４個を土台として組み合わせたものの上にどんぐりやくるみなどの木のみやドライフラワーを乗せて飾りつけていきます。
のりをつけた木の実たちを飾っていくため、指先を動かして細かい作業となります。
くるみを割ってくるみもちを作ったなど子供のころの思い出を話しながら穏やかに進められています。
「どこに置こうかな？」と悩む方もいれば、大胆にどんどん飾っていく方もいて、それぞれの個性が出た作品作りとなりました。
完成後は記念撮影をしましたが、達成感を感じられる表情が映し出されていました。

2019/12/26

制作の12月

12月になり、何度か雪が降る千歳です。例年より少な目のようですが、 そろそろ、一面、真っ白な銀世界になるでしょう。



12月はクリスマス飾りや、押し花のカレンダー、しめ縄飾りと季節の行事を体験し、楽しく、季節の流れを感じ回想に繋がるようなプログラムです。
今回は購入したドライフラワーや、千歳病院の近くに落ちていた松ぼっくりやオオウバユリを採集したり、ミモザのドライフラワーをボランティアさんに分けてもらったものを使ったり、ガーデンで育てたニゲラなどのドライフラワー、ローズヒップを使い制作しました。
千歳病院には小さな森があります。
近くには千歳川が流れ、アカゲヤ、シジュウカラ等の野鳥や、キツネ、シカ、ウサギ、リスなど野生動物も生息している自然豊かな所にあります。
そんな環境の中でクラフトに使う材料も自然から恵みをいただく事があります。
患者さん達は思い思いに手を動かし、集中して制作に取り組んでいます。
ドライフラワーの手触りや香りを楽しみながら行っている姿が見られました。
年内の活動はしめ縄づくりで終わりになります。
今年もありがとうございました。

2020年もよろしくお願いします！

2019/12/02

淡路島

11月の中旬、淡路島に行って来ました。
主な目的は兵庫県立淡路景観園芸学校の講座を受講することです。



兵庫県立淡路景観園芸学校にて金子みどり先生の「母親特有のストレス、発達段階の子供に必要な体験など、緑を活用した子育て支援について学ぶ」を受講しました。
園芸療法に取り組んでいる千歳病院も含む、医療法人資生会では保育園も運営しています。
ここのみ保育園でも、今年の4月から園芸療法に取り組み始めました。
千歳で活動している森のようちえんといといも、千歳病院所有の森を活動フィールドとして提供、ここのみ保育園の園児も参加予定です。
千歳病院、森のようちえんといとい共催でプレーパークも開催しました。
淡路景観園芸学校の金子みどり先生の講座受講は、そんな園芸療法の流れの中で、子供の園芸療法の取り組みに向けて、大変勉強になりました。
淡路景観園芸学校では、ガーデンを開放し、一般公開しています。園芸療法のガーデンがあったり、様々な植物が植栽されています。
講座の中で、自然薯掘りを探そうと言う事で学校の裏山に出掛け、自然薯のツルを探しシャベルで掘ると、いもが出てきました。
童心に戻り、夢中でいもを掘ったり、木の実を拾ったり、ツルをとりリースを作ったりしました。
園芸療法は子供の心や身体を健やかに育み、情操教育にも役立つものだと自らが体験して感じなから、北海道に戻ってきました。

2019/11/25

大収穫祭

春に種を蒔き、苗を植え大切に育てた野菜。



水をやり、間引きをして世話をしてきた野菜。
大きく太くなったもの、曲がったもの、小さく細いもの色々でした。
そんな野菜達に感謝して患者さん達と一緒に収穫した野菜で調理活動をしました。
メニューは野菜たっぷりシチュー、さつまいもご飯、じゃが芋サラダ、大根サワー漬け、アイスのミックスベリー添え
夏季に作ったらっきょう漬けと梅干しも一緒にいただきました。
お米は厚真町の河村農園のおぼろ月です。
園芸活動の田植えの稲苗も河村農園から、譲って戴いたものです。
野菜たっぷりシチューに使った野菜は14種類でした。
全て園芸活動で収穫したものです。
アイスクリームに添えたミックスベリーソースもイチゴ、ジュンベリー、カリンズ、ハスカップ、ブルーベリー、ルバーブ…沢山、実りました。
写真を見ながら一年間を振り返り、ソーメンカボチャは美味しかった!
トマトは甘かった等々話が弾みました。
来年は何を栽培したいか等になり、メロン、ソーメンカボチャ、落花生など野菜栽培が待ち遠しいですね。

2019/11/19

２階園芸 土に触れ合おう！の会

１１月の２階病棟園芸療法は「土に触れ合おう！の会」。



もみ殻を炭にしたくん炭や粘土質な土など様々な種類の土を混ぜ合わせてこねていきました。
子供の頃に遊んだ泥あそびを思い出し、「懐かしい」などとの声もきかれました。こね終わった後は形を作ります。
三角形のおにぎりやぼたもち、お供えのおもちなど皆さん思い思いに作っていました。最後に苔をのせて苔玉を作ります。
大胆に大きな苔をのせる方がいれば、自分が型取った土が見えるように工夫してのせる方もいて、個性豊かな作品たちになりました。
明日からはこの作品たちに水やりの仕事が待っていますね。
土に触れあうことで昔農家だったことやおもちなど食べ物のこと、様々なことが思い出し、思い出話にも花が咲き、懐かしくも温かい雰囲気になっていました。

2019/11/11

苔玉作り

初雪が降りました。
立冬も過ぎ、すっかり寒くなりました。
園芸活動も11月からは室内で、植物を使った活動が中心になります。



今回は苔玉作りを行いました。
土を混ぜます！こねます！
皆さん、対話するように熱心に土を触っています。子ども頃にやった泥遊び、丸いおにぎり、三角おむすび、ナマコになったり、色々な形になっています。
ザルの中にはマルメロとアケビ
アケビは我が家の庭のものです。
北斗市の友人が送ってくれたマルメロのリンゴのようなフルーティーな香りが部屋中に漂っています。
岩手が出身の患者さんは懐かしみ、アケビの実を口にしていました。マルメロの木も自宅の庭にあったと話しています。
出来上がった苔玉にお母さんの名前を付けて、お母さんの事を思いだし思わず涙ぐむシーンもありました。
植物が身近にあり、その方の人生と深く関わりあっているのを感じる日になりました。

2019/10/15

２階園芸　稲刈りと実りの秋を楽しむ会

１０月の２階病棟は「稲刈りと実りの秋を楽しむ会」。



６月に皆さんで植えた稲はどうなっているでしょうか。
片手で稲を支え、片手でハサミを持ち、両手を使って作業を行います。
実際に田植えを行ったことがある方もいらっしゃいましたが、ほとんどの方が初めての体験でした。
実際に出来たお米は少なめでしたが、皆さん、丁寧に収穫をしていました。
お米は何と一緒に食べるかという話題になり、「お刺身」「梅」とすぐに聞こえてきました。
今の季節でもある秋は「実りの秋」。稲の他にも小豆、そばの実なども実際に手に触れました。
小豆は煮て、砂糖をまぶし、おしるこにして食べた話を聞き、懐かしい気持ちと共に「食べたいね」など食欲もそそられ、みなさんで笑ってお話ししていました。

2019/10/06

２階園芸 野菜の収穫、香り袋作り、ふかしいもの試食

９月の２階病棟は「野菜の収穫、香り袋作り、ふかしいもの試食」と盛沢山。



今日はお天気も良かったので、ベランダで育てている野菜を収穫に行きました。
太陽がまぶしくて、麦わら帽子をかぶり、準備万端！季節も移り変わり、段々と収穫できる野菜は少なくなってきましたが、その中でもキュウリとイチゴを収穫しました。
お部屋に戻ってからはハーブで香り袋作り。好きなにおいのハーブを細かく手でちぎり、袋の半分くらいまで敷き詰めました。
ハーブをちぎると部屋中ににおいが広がり、「いいにおいだね」と話しながら作業を行っていました。
そして、今日の最後は先月収穫したじゃがいもの試食！ふかしいもで食べました。
バターをつけて食べると「おいしいね」と笑顔がこぼれていました。自分たちで収穫したものを食べるのは、また一味違っておいしくなったかな？

2019/10/05

森のようちえんといとい共催 プレーパーク

千歳病院と森のようちえんといとい共催のプレーパークが開催されました。



プレーパークとは、公園にあるブランコや滑り台のように既製の遊具で遊ぶのではなく、子供の自発性や独創性等が引き出せるように場所や道具を提供し、自由に遊ぶことです。
例えば、自然の中にある枝や、土、水等に触れあい、工夫して遊ぶことで心が豊かになり、コミュニケーション能力の向上にも繋がると言われています。
場所は千歳病院の敷地にある森と園芸療法が行われているハーブガーデンです。
開催日のお天気は晴れ??…の予定でしたが、雨の中で始まりました。
雨はイヤ！濡れる！いいえ！
子供たちは雨なんて全く気にせず、クモの巣ロープや枝にかけたブランコで遊び、ホースで水を出してスコップで道路工事を始めました。
焚き火をしてマシュマロやお芋を焼いたり、園芸療法で栽培している原木しいたけもバターしょうゆを付け焼いて食べました。
カタツムリやカエルも現れ、雨の日は雨の日でなければ、体験できない出会いがあります。
森のようちえんといといでは種クラフトや草木染めのワークショップが行われました。
千歳病院の園芸療法では、香りの小袋プログラムを行いました。
ミントを摘み、清々い香りを確かめ、袋の中に入れていきます。子供も大人もハーブの香りに癒され、香り袋をお母さんの誕生日プレゼントにするという女の子もいました。
参加者の皆さんは初めて千歳病院の森に来た、病院に森があるなんて知らなかったと言う方ばかりでした。
これを機会に千歳病院の森に訪れ、園芸療法を知るきっかけになればよいと思います。

2019/10/01

森林療法

台風の心配をしていた森林療法当日でしたが、秋晴れの空の下、開催することができました。



黒松内ぶなの森自然学校の代表高木さんとスタッフの皆さんが、黒松内からワゴン車に薪ストーブ、タープ、椅子等々たくさん積んで、準備し、森林療法を行ってくれました。
千歳病院は敷地内に小さな森があります。
アカゲラやシジュウカラ等の野鳥や蝦夷リス、ウサギ、鹿など、野生動物も生息し自然が身近に感じる森です。
この日は、黒松内から持参した森のお茶(どくだみ、つくし、くろもじ、熊笹)等の森のお茶を其々、好みのお茶を選びブレンドして、森を散策した後、いただきます。
森の中はフットパス(森の散歩道)があり、森の中を散策しながら気功のポーズをとったり、お腹の底から森に向かい声を出しました。
森から戻ったあとは、先ほど、ブレンドした森のお茶をいただきながら、アップルミントなどのハーブで手湯や足湯を行い、のんびりしたり、白樺などの木のコースターつくりで紙ヤスリをかけたりしました。
くつろいだ表情の患者さんたちでした。

2019/09/20

森ヨガ

秋晴れの日、園芸活動のハーフガーデンや森のフットパス(森のお散歩道)の周りでヨガを行いました。



この日のヨガは千歳病院の林にある桂の木の近くにマットを敷きました。
桂の葉が黄色くなり、プリンの上にかかっている甘いカラメルのような美味しそうな香りがしています。
野外で行うヨガは解放感があり、気持ちが良いですね。
木々の葉が風でそよぎ、ザワザワと葉が動く音が聴こえます。
マットに横になり、上を見上げれば、静かに雲が流れるのが見えて、そっと目を閉じると、野鳥のさえずりが聴こえてきます。
ヨガのポーズをとりながら静かな時が流れているようでした。
気持ちの良い一時でした。
千歳病院園芸活動では、6月と9月の二回、園芸療法のひとつのプログラムとして野外で行うヨガを取り入れています。
苫小牧でヨガ講師をしている藤井こずえ先生に来ていただき行っています。

2019/09/19

赤紫蘇シロップ作り

すっかり秋めき、肌寒い位の気温です。今日は赤紫蘇シロップ作りを行いました。



まずは、園芸活動の畑にある赤紫蘇、青紫蘇を抜きに行きます。
葉をきれいに洗ったら茎から葉を外します。
茎から一枚一枚、丁寧に葉を取っていきます。目でしっかり見て、指先を使い、葉を破らないように注意を払い行うには、かなりの集中力が必要です。
作業を進めていると紫蘇の清々しい香りが漂ってきました。
五感を刺激し、心身を活発にするのに繋がりますね。
紫蘇の葉を鍋のお湯に入れて、クックッ煮てから、お砂糖、お酢を入れると完成？
早速、出来立ての赤紫蘇シロップをソーダーで割っていただきました。
さっぱりとした口当たりで、畑作業の疲れが癒されました。

2019/09/13

藍の生葉たたき染め

晴れたり、降ったり… 秋の空は気まぐれで、空模様が変わる日でした。



今日は藍の生葉たたき染めを行いました。
春に種を蒔いたもの、6月に横浜の園芸療法研修会のスタディコースの挿し木講座でいただいたものが、良く育ちました。
藍の生葉たたき染めは、藍の葉を摘み取り、生地の上に好みの配置にデザインして置き、金づちでたたき染めます。
藍の葉をたたき、その葉の汁が布に染み込むように、丁寧にしっかりとたたき、染めます。
始めは、ドンドンたたく音ばかりでしたが次第に、布に藍の葉が浮かび上がり、ステキな作品が次々にできあがりました。
この日は、収穫も行い、そうめんカボチャ、栗かぼちゃなどの秋らしい野菜も沢山、収穫しました。
秋の実りに感謝しましょう。

2019/09/02

芋掘り

7月の末から8月中頃の暑さも過ぎ、お盆も終わり、すっかり朝夕涼しくなりました。



千歳病院のフットパス(森のお散歩道)のもみじは、ほんのり紅葉始め、桂の木はカラメルソースのような甘い香りがするようになりました。
秋の気配を感じます。
5月に植えたじゃがいもも収穫の時をむかえ、今日は芋掘りです。
スコップや手で土を掘ると土の中から芋がごろごろ出てきます。
取り残しがないように、一生懸命に土を掘る姿があちらこちらにあります。
だんしゃく、北あかり、シャドークイーン、ノーザンルビー…
色々な品種のじゃがいもを植えたので、バターを乗せた粉ふきいもにして味比べをしました。
美味しくいただきました。

2019/08/24

２階園芸 フラワーアレンジメント、じゃがいも掘り

８月の２階病棟は「ハーブのフラワーアレンジメント、じゃがいも掘り」。



好きなハーブやお花を選び、茎を適当な長さに切り、そしてオアシスと呼ばれるものに挿していきます。
「こっちに挿したほうがいいかな？」と完成形を思い描きながら挿す方や思い切りよく挿す方などみなさんの性格が窺えました。
皆さんの作品が完成してから発表会をし、「きれいだね」と褒めあい、拍手が出ていました。
中には「完成した後の水やりがしやすいように花を挿した」と話される方もいらっしゃいました。
フラワーアレンジメント終了後にはじゃがいも掘り。
５月に肥料袋に植えてから水やりを続け、ようやく収穫に。
袋をひっくり返してみると、、、大きなじゃがいもが！！小さなじゃがいももたくさんでてきました。
「これ、どうやって食べるの？」との質問があがり、どうやって食べるか皆さんで話し合いました。来月の試食が楽しみです♪

2019/08/12

七夕

北海道では、(私の住む地域)七夕は8月7日に行われます。
千歳病院の園芸活動、ここのみ保育園、デイサービス陽だまりでも七夕祭りを行いました。



まずは、短冊に願い事を書きます。病気が良くなりますように、長生きできますように、家族の健康、宝くじが当たりますように、様々な願い事を書き、千歳病院の正面玄関前の花壇に飾り付けました。
次は流しそうめんの薬味の青紫蘇、チャイブ、バジル等の香味野菜収穫です。
七夕にそうめんを食べる風習があります。
天の川を挟み、一年に一度再会する彦星と織姫…
織姫は、機織りのお姫さまと言われています。
その織姫が織る、機織りの布の糸をそうめんになぞらえ、そうめんを食べる風習があります。
園芸活動でもその風習に習い、流しそうめんをしました。
流したのはそうめんの他にも収穫したトマトやきゅうり、ブルーベリーも流し、美味しくいただきました。
短い北海道の夏を楽しみました。

2019/07/26

霧雨…

晴れ渡る天気が恋しいお天気が続いています。太陽がみたい今日この頃…



この日の園芸活動はしっとりと降る霧雨……
空とにらめっこをして、晴れ間を見計らい、秋大根の種を蒔き、ズッキーニやジュンベリーなどの果樹の実の収穫をしました。
作っておいた梅漬けもよい感じに白梅なっています。種を蒔いた赤シソも大きくなり、梅漬けの色付け作業をしました。
まず、赤シソを収穫して洗い、ボールに塩を入れもみ込み、出た汁はぎゅっとしぼり、捨てます。
何度か繰り返してから梅漬けの中に入れ、色付くのを待ちます。
太陽が顔を出したら、梅を干しましょう。

2019/07/16

【2階園芸】押し花作り、トマト・苺の収穫

７月の２階病棟は「押し花作り、トマト・苺の収穫」。



テーブルにお花やハーブを並べると、部屋中良い匂いに包まれ、患者様からも「甘い匂いがする」と声がきかれていました。
押し花の作業は、お花やハーブを台紙に並べていき、茎が長いものはハサミでちょうどいい長さに切っていきます。
各々の想像力を働かせ、お花の色合いをみて、悩みながら思い思いに配置していきます。押し花終了後は苺とトマトの収穫。
全員で赤く色づいている苺やトマトを探し出して、収穫していきます。
収穫後はお楽しみの試食。
みなさん、「おいしい」と自然に笑顔がこぼれていました。
色はついていないものの、まだまだたくさんの実がなっていました。
これからもたくさん試食もできそうですね♪

2019/07/05

東京、横浜園芸療法ツアー

6月17～20日、東京、横浜にて園芸療法の実践地見学、座学にて園芸療法の実践地見学、勉強会に参加しました。
今回の園芸療法ツアーは澤田みどり先生のご紹介、アドバイスをいただき実現しました。
澤田みどり先生、ご協力、ご配慮ありがとうございました。



6月17日千歳空港から東京到着後、東京品川区の高齢者いこいの家での園芸療法実践を見学しました。
ここは、高齢者の介護及び健康の維持、促進ならびに生きがい作りを支援すると共に高齢者と他世代の方々が利用交流できる施設です。
この日は近隣のお年寄りが5人参加し、園芸療法士と共に庭のビオラを摘み、押し花にしたり、トマトの誘引、きゅうりの収穫などを行っていました。
収穫したきゅうりは利用者さんが、調理して炒めものとして皆さんで試食。
ご自宅での植物の成長の様子が話題になっているのが印象的でした。



2日目は横浜の共働舎でJHTS日本園芸療法研修会スタディコースの聴講生として参加しました。
スタディコースは1995年に日本で初めて開講した園芸療法講座です。
この日は午前中は栄養繁殖(挿し木、株分け)
ベルガーデンに出掛け、挿し木にする植物を自分で採取しました。
周りは住宅街ですか緑がある環境は良いですね。
枝を四方に伸ばした庭の中央にある桜の木がこの庭を守っているようでした。
午後からは座学で園芸療法概論記録、評価を学びました。
今後の千歳病院の園芸療法に役立て、活用したいと思いました。



3日目は日本園芸療法研修会の自主事業で横浜の水曜クラブに参加しました。
水曜クラブは毎週水曜日、地域の自立支援、生活支援を必要としているお年寄りが安心して参加でき、仲間つくり、居場所つくりの園芸グループです。
この日はベルガーデンでじゃがいも、なす収穫、トマトの定植、トピアリーのカット等を行ってから、室内にて押し花クラフトを行っていました。
昼食には収穫した野菜を使ったカレーをいただきました。
ベルガーデンでは椅子に座って、時々吹く清々しい風を感じ、ウグイスのさえずりを聞きながらお話ししたり、作業を行う方などのんびりと過ごしている姿がよかったです。



4日目はいよいよ、園芸療法ツアーの最終日です。
東京多摩にある恵泉女学園大学の園芸療法の実習見学です。
近隣の施設のお年寄りが参加しました。
一生懸命に説明したり、準備している学生さんたちを見て、私も園芸療法を学んでいた学生の頃を思いだし、初心に戻る気持ちになりました。
恵泉女学園大学では澤田みどり先生が中心となり、地域の人が参加できる一般講座を行っています。
講座の中でレイズドベット(土をかさ上げして高くし、しゃがんだりかがんだりせずに植物に触れたり、香りを楽しんだり、園芸作業もラクにできる立ち上がり花壇のこと)を製作しています。
千歳病院でも、足腰が弱くなったり、車椅子の患者さんが多くなってきているのでとても参考になりました。
これにて東京、横浜の園芸療法ツアーは終了しました。
千歳病院の園芸療法に役立てていきたいと思います。
お会いした皆さま、ありがとうございました。
園芸療法士　富永まゆみ

『おまけ』
テレビのNHK趣味の園芸の野菜の時間にご出演の藤田智先生とツーショット写真を撮りました。
藤田智先生は恵泉女学園大学の教授をなさっており、偶然、お会いすることができました！

2019/06/25

【2階園芸】バケツで田植え・じゃがいもの土寄せ

６月の２階病棟は「バケツで田植え、じゃがいもの土寄せ」。



今日は天気もよく、初めての外作業でした。全員で麦わら帽子をかぶって作業開始。
まず初めにバケツの中に稲を植えました。
慣れない作業ながら皆さん丁寧に植えてくれました。
次はジャガイモの土寄せです。前回肥料袋に植えたじゃがいもがぐんぐん伸びてきました。
そのため、たくさん土を入れさらに成長を願いました。
作業を終えると、すべての花や野菜に水やり。成長した苗にびっくりしながらも全員で水やりを行い、最後にハーブをいれた手浴をして終了となりました。
終始笑顔で、参加した方同士でお話しをしながら和やかな雰囲気でした。

2019/06/17

田植え

晴れ渡る空の下、田植えをしました。



田植えと言っても、水田があるわけではありません。
バケツに土と水を入れ田んぼの出来上がり。
ここに稲苗を植えていきます。
田植えが初体験の方ばかりで、ドキドキしながら植えています。
実った稲はお正月のしめ縄飾りの材料にする予定です。
実りの秋に稲穂が垂れるのが待ち遠しいですね。
ななつぼしの稲苗は厚真町の河村農場さんから、譲っていただきました。
河村農場さん、ありがとうございます。
昨年、震災のあった厚真町‥…河村農場さんもハウスの暖房タンクが倒れるなどの被害がありました。
千歳病院園芸活動も園芸療法を通し、色々な形で関わっていきたいですね。

2019/05/26

玄関前の花壇のお手入れ

千歳病院のフットパス(森のお散歩)のミズナラや白樺の青葉も広がり、すっかり初夏の風が吹いています。



爽やかに晴れたこの日、千歳病院の正面前にある花壇のお手入れをしました。
キンギョソウやペチュニア等のお花を植えたり、花壇の土を押さえている白樺の枝に腐れ防止ニスを塗っています。
玄関前の花壇はすっかり綺麗になり、来院される方々をお迎えしています。
今年も、ちとせ環境とみどりの財団主宰の花いっぱいコンクールにエントリーしています。
結果はまだわかりませんが、患者さん達の中でも話題になり水やり等の日々のお世話にも気合いが入ります。
キレイな花を咲かせてくれると良いですね。

2019/05/25

しいたけホダ木作り

恒例のしいたけのホダ木作りをしました。



数年前からしいたけのホダ木を作り、春と秋には沢山のしいたけを頂いています。
バター炒めや味噌汁など肉厚の原木しいたけの味を満喫！
原木にしいたけが沢山出ているのを見た時の驚き、喜び、採る楽しみ、味わう喜び
実は…
ホダ木は知り合いの方が秋に山からミズナラの木をチェーンソーで切り出す所から始まり、イガタに組み乾燥させてから、春にしいたけ作りを始めると言う四季の流れと共に行っています。
四季の流れを感るホダ木作りです。

2019/05/24

ここのみ保育園花壇のお手入れ

今日は、ここのみ保育園の花壇のお手入れとジャガイモを植えました。



ジャガイモやイチゴの絵本を読んでから、イチゴの苗やジャガイモを植えています。
千歳病院の事務長や保育園担当の職員も参加し、花壇のお手入れをしています。
千歳環境とみどりの財団主宰の花いっぱいコンクールにエントリーし、園児、保育園職員と一緒にペチュニア、キンギョソウ等のお花を植えました。
子供たちの心と共にキレイな花が咲いてくれると良いですね。

2019/05/22

２階園芸 じゃがいも作り、野菜・花苗定植

５月の２階病棟は「たい肥袋でじゃがいも作りと野菜・花苗の定植」。



「この袋に植えるの？」とたい肥袋で野菜を育てることを初めて知り、新たな発見になったようです。
袋の中に土とじゃがいもをいれ、袋に穴をあけ、名前を記入して完成！！土も予想以上に使うため「こんなに使うんだ」と驚かれていました。
そのあとは、きゅうり、トマト、いちご、ねぎ、落花生、よもぎ、にんにくなどの野菜とマリーゴールドの花の定植をしました。たくさんの野菜の苗がありましたが、参加した方の中には葉っぱをみて野菜を言い当てる方もいらっしゃいました。
今回は時間いっぱい作業もありましたが、みなさんで協力したことで時間内にすべての作業を終えることができました。
これからは水やりやめかきなど日々のお世話もみなさんで行っていきたいと思います。
今回はあいにくの雨模様だったため外ではなく室内で行いましたが、来月は太陽の下で行えますように。。

2019/05/13

ジャガイモの袋植え

5月になり、園芸活動は野外での活動になりました。



ミントなどのハーブが早々と葉を広げ摘み取ると、清々しい香りがします。
千歳病院のフットパス(森の散歩道)の桜、キタコブシも咲き始めました。
今日はジャガイモの袋植えを行っています。
北あかり、シャドークイーン、メークイン、ノーザンルビー…
色々な品種のジャガイモがあるんですね。
大切に世話をして秋には沢山、収穫でたらよいですね。
ハーブのルバーブも大きな葉を広げ花芽も伸びてきました。
ルバーブは茎をジャムにして食べています。花芽を切らないと茎に栄養がいかないので花芽を切る作業を行いました。
思ったより沢山の花芽がありましたが、患者さん方は葉をかき分けてしっかりとカットしています。
そしてホダ木からしいたけが沢山、出ていました。
以外と硬くて取れない！大きいのが取れた！などワイワイ言いながらしいしいたけを取りました。春の恵みに感謝....

2019/04/19

ビオラの植え替え

今月から２階病棟でも月に１回の園芸療法が始まりました。
今回は「ビオラの植え替え」。



鉢にシールを飾り付け、自分たちで混ぜた土をお手製の鉢の中に入れ、ビオラもその中に植え替えました。
初めて行う方、お花を育てていたことがある方など経験は様々でしたが、職員と共に熱心に取り組まれていました。
慣れない作業ながらも、お花の匂いや土の感触など五感を刺激させながら集中して作業を進め、完成した自分たちのお花にそれぞれ名前をつけ、水やりをして今日の作業は終了。
みなさんに感想を伺うと「楽しかったよ」と自然と笑みがこぼれ、お花との写真撮影ではにっこり笑顔がみられました。
次回は来月になりますが、どんな作業でどんなみなさんの表情がみられるのか楽しみです。

2019/04/18

種だんご、散歩

すっかり暖かくなりましたね。
今日は種だんご作りです。



土をこねてだんごを作ります。土をこねている間はナゼか皆さん無言で…
土と対話してたのかな？
なんだか落ち着く、無心になれる、子供の頃に泥だんごを作ったのをおもいだしたなど様々な感想がありました。
出来上がった土だんごに水菜、ミックスリーフなどの野菜やひまわり、コスモス、ナスターチューム等の花の種を蒔いてプランターに植えました。
芽を出し成長して可愛らしい花を咲かせてほしいですね。
そして今日はお天気もよく暖かくてお散歩日和。
千歳病院の玄関前の花壇までお散歩。
福寿草やクロッカスの花や、水仙のつぼみを見つけました。
春ですね。
ふきのとうの花も見つけて、花の匂いを感じたり、ふきのとうの天ぷら、ふきのとう味噌など食べる話しになっていました。

2019/04/14

ここのみ保育園園芸活動開始

4月から月に一度、ここのみ保育園でも園芸活動を行う事になりました。
第一回目の園芸活動は春の花、ビオラやチューリップの寄せ植えです。



始めに、花を植える土作りです。黒土や腐葉土、赤玉土を混ぜ合わせます。
子ども達は始めての体験！
後退りや手についた土をほろったりしてなかなか、混ぜるのが難しい↓
そんな中、少しずつ小さなスコップで砂遊びのようにお花を植える土を混ぜ始めました。
よいしょ！よいしょ！
黒土や腐葉土、赤玉土がよく混ざった所でいよいよ鉢に土を入れて植え付けます。
鉢に土を入れるのも上手になり、ビオラやチューリップを可愛らしく植え付けました。
最後の水やりも何度も繰り返しお花に水をあげています。
植え付けた花は、来園者を迎えるように保育園の玄関前に置いてあります♪

2019/04/07

ハンドクリーム作り

雪降る4月ハンドクリーム作りを行いました。



ラベンダーやゼラニウム、ミント、イランイランなど好みのアロマオイルを選びハンドクリームを作りました。
ハンドクリームを作った後は種の整理です。
昨年栽培して種とりをしていた赤ジソ、ボリジ等の種や白老トビウアートミュージアムから譲っていただいた、明後日朝顔プロジェクトの朝顔の種を茎から外し種を蒔けるように殻から出していきます。
赤ジソの種を整理している時には部屋中に紫蘇の香りが清々しく漂いました。
気持ちはシソの種を蒔き、葉を収穫し紫蘇ジュースを飲んでいる気分だね！と話が弾みます。
種の整理の後は手湯や足湯をしてリラックスしました。

2019/04/01

ごくろうさま会&うどん作り

園芸活動2018年度の最終日、今期を振り返りながらうどんを作りました。



一年が過ぎるのは早いものですね。
写真を見ながら畑の収穫物のトマトやきゅうり、玉ねぎの出来栄えを見たり、七夕、焼き芋などの季節折々の行事を振り返りました。
2019年度4月からスタートです。
栽培する野菜やお花を何を植えようかと話が弾みます。
うどんは粉からこね始め、ある程度、手でこね一まとめになった後に足で踏んでコシを出します。
うどんを踏んだ事が誰もなく、交代で手を支えてもらい全員が踏みました。
うどん作りは皆さん、始めての経験で、打ちたてのうどんはコシがしっかりしていて美味しいと言う声が上がっていました。

2019/03/23

ハーブの紙漉き

千歳病院、正面玄関前の花壇の雪もすっかり溶けて、福寿草が咲き始めました♪
来院者の目を楽しませています。



今日は牛乳パックを使って紙漉きを行いました。
牛乳パックを水につけて表と裏のビニールを剥がし中の紙漉きの原料になる紙、パルプを取り出します。
ところが、なかなか上手くビニールと中のパルプの紙が剥がれず、四苦八苦！
そんな中である外来患者さんが自宅でも牛乳パックをビニールから剥がし、紙を取り出す作業をしてくれました。
色々試してみたら、鍋に入れて火にかけ煮たら剥がしやすいと教えてもらい早速、試すとスルッと剥がれるではありませんか！
自宅でも園芸療法の活動が身近にあり、実践しているのはうれしいことですね。
無事、パルプも出来上がり、ペパーミント、ウスベニアオ、マリーゴールドなどのハーブを混ぜ、ステキなハガキが沢山出来上がりました。

2019/03/18

ハーブの石鹸作り

まだまだ雪が残る千歳ですが、日中の陽射しがぽかぽかして春を感じるようになりました。



今回はアロマの石鹸作りです。
石鹸作りの材料には園芸活動のハーブガーデンのウスベニアオイ、ラベンダー、カモミール等のハーブを夏の間に収穫し、ドライハーブにしていたものを練り込みました。
千歳病院のミントやゼラニウムを水蒸気蒸留器で蒸留した際のフローラルウォーターも石鹸に練り込み混ぜていきます。
石鹸を練るには、立った方が力が入るからと言い、立ち上がって練る熱心な患者さんもいました。
各々、好みのレモン、グレープフルーツ、ラベンダーなどのアロマオイルの香りを選び、オリジナルの石鹸を作っています。
ハーブやアロマオイルの香りが部屋中に漂い、廊下にも香りが流れ、よい香りするね～等と職員からも声が掛かっていました。

2019/03/11

多肉植物の寄せ植え

柳の芽も膨らみ始め、春の気配を感じるこの頃、多肉植物の寄せ植えを行いました。



まず始めに、寄せ植えをする色々な多肉植物、多肉植物の名前を紹介。
黒兎(くろうさぎ)、宇宙の木、三日月ネックレス、ドルフィンネックレス、南十字星、火祭りなど、多肉植物を見ながら名前を告げると、イメージ通りの名前！いやいや、宇宙の木と言うより、サボテンだわなどとワイワイ、笑い声の中で始まりました。
土を両手を使い指先、掌で良く混ぜていきます。
力が入らないからと立って混ぜる方や黙々と混ぜる方、皆さん一生懸命です。
土は多肉植物専用の土で、良く混ぜると納豆のような透明な糸がでる粘りの出るもので、色々な形の鉢に植える事ができます。
各々、好みの多肉植物を選び植え込んで可愛らしい多肉植物の寄せ植えが完成しました。

2019/03/09

豆腐作り

今日は豆腐作りです。



豆腐の原料の大豆は園芸活動の畑で収穫した大豆、黒豆です。
昨年の秋に収穫し、殻から大豆を出すのも患者さんが行い大切に保存していた大豆と黒豆。
黒豆があるから、白い豆腐じゃなくて、黒い豆腐になるのかねなど話しながら、和気あいあいと豆腐づくりのスタートです。
始めにうるかしておいた豆をミキサーでペースト状にします。
その後、火にかけ、煮たったら、袋に入れおからと豆乳に分けます。
豆乳にニガリをいると豆腐の完成！
出来上がったばかりの豆腐は香りが高く、甘味もありプルプルでとても美味しい、他では味あえない格別なものです。

2019/02/22

ハーバリューム

日中の気温が上がり、春らしくなってきました。
先日、水栽培したヒヤシンスが咲きました！甘いフローラルな香りが漂っています。



今日は最近、流行りのハーバリュームです。
ハーバリュームは植物標本とも言われ、長く植物を楽しめますね。
ハーバリュームに使う花は園芸活動のガーデンのラベンダーやカモミール等のハーブや千歳の農家さんなどから購入した花や、拾い集めた大小様々な松ぼっくり等を使っています。
ピンク系、赤系などのお花で揃えたり、ネコヤナギやコケを使い、森のイメージで作ったりと思いおもいに制作しています。
ハーバリューム完成後にはラベンダーのアロマオイルを入れた手湯をしてゆったりとリラックスしています。

2019/02/16

香り袋(ポプリ)

今日は夏の間にガーデンのフレッシュハーブを収穫し乾燥し、ドライにてあったハーブを使い、香り袋(ポプリ)作りをしています。



まず始めにハーブを包む布を選びます。
明るい赤い布、和柄、青系など様々な色の布を選んでいます。
ハーブも、スッキリ系のミント、レモンバーム、レモンバーベナを主体にしたものやフローラル系のゼラニウム、ラベンダーを選び、其々香りを確かめ、感じながらハーブを選び香り袋を作っています。
香り袋を作った後は手湯を行っています。
アロマバスソルトやアロマバスボム、ハーブのウスベニアオイ(マロウ)を使いゆっくりとくつろぎ手湯を楽しんでます。
マロウの青い色に驚きながらも癒され、ゆったりとした時間が流れていました。

2019/02/15

そば粉のワッフル

真冬の千歳、マイナスの寒い日々が続いています。
秋に収穫した蕎麦の実を使いそば粉のワッフル作りに挑戦です。



まず、石臼で蕎麦の実を粉にしていきます。
ゆっくりと回していくと、そば粉とそば殻が石臼の間から出てきます。
ザルでそば殻とそば粉を分ける作業をして、そば粉ワッフルの材料になります。
石臼は初体験、見たことがある、使った事があるなど様々です。
そんな中で其々、黙々と石臼を回します。
知らず知らずのうちにそば粉ができあがっていきます。
なんとも言えない充実感が漂います。
石臼で出来上がったそば粉を使いそば粉のワッフルを焼きます。
ガーデンで収穫したルバーブ、ジュンベリー、フサスグリのジャムを作ります。
ビート(砂糖大根)から、砂糖シロップを作り、ワッフルに添えました。
美味しい優しい時間が流れました。

2019/01/30

ヒヤシンスの水栽培

窓の外は雪。まだまだ、シバレル千歳です。



今日はヒヤシンスの水栽培です。
一足早い春の気配をヒヤシンスの開花に期待したいですね。
紫、ピンク、白とヒヤシンスの開花した花の色を想像しなが作業をします。
今回はバレンタインのヒヤシンス水栽培と言う事で、瓶にチョコレート、ハートなどのシールを貼り、チョコレートの甘い香りが漂うようなヒヤシンスの水栽培ができました。
開花が待ち遠しいです。 甘い、春のような香りを期待しながら花が咲くのを待ちたいですね。
外来患者さんが菜の花が咲いたのを持参してくれました。
鮮やかな黄色い花、小さな可憐な花に春を感じます。
ヒヤシンスの水栽培に、菜の花も添えた素敵な作品もできました。
菜の花の黄色の花に今ある春と、ヒヤシンスの開花期待に、これから訪れる春に益々、期待が膨らむ時間でした。

2019/01/29

節分 豆クラフト

2月3日の節分に向け、節分の豆クラフトを行いました。



節分は北海道では、落花生を使うがほとんどですが、本州では、大豆を煎った豆を使う話や、恵方巻き、年の数だけ豆を食べる話など、節分にまつわる話につきない園芸活動でした。
北海道は豆の生産量や種類が多く、小豆、花豆、ウズラ豆、倉掛豆など色々な豆を紹介しながら、豆を使ったタオルハンガーのクラフトを作っています。
身近に置いて使って欲しいですね。
製作終了後には、豆のトマトスープをいただきました。
豆は年の数だけ食べた方はいませんでしが、スープは、収穫したトマト、大根、ニンジン、ヤーコン、じゃがいも等の野菜を入れて、野菜の味がよく出た美味しいスープに仕上がりました。
ごちそうさまでした。

2019/01/10

アロマハンドクリーム、ルームスプレー作り

新年始めの園芸活動はアロマのハンドクリームとインフルエンザなど風邪予防のルームスプレー作りのスタートです。



ハンドクリームは材料に天然素材のミツロウを使い、アロマオイルは其々、香りを確かめ、好みの香りのアロマオイルを入れて作りました。
乾燥して手荒れの気になる季節に、潤いを与えたいですね。
完成したクリームを手につけ、手がしっとりしてました。
活動の終わりには七草粥をいただきました。
お正月でご馳走を食べた身体をいたわります。
お粥の中には園芸活動の畑で収穫した大根も入れて味わいました。
千歳も雪が降り、真っ白な綿帽子がついています。
今年も森のようちえん　といといの活動が千歳病院の森のフィールドを使い始まりました。
ハーブ等の植物たちは真っ白な雪の下の中で子供たちの遊び心声が聞こえりる千歳病院の園芸活動のフィールドです。

2018/12/26

しめ縄作り

2018年、今年、最後の園芸活動になりました。



一年の締め括りとして、しめ縄作りを行っています。
クラフト材料の水木、トクサ、松の葉は千歳病院の森からいただきました。
そして、稲穂は春に稲の苗を植えて、大切に育ててきた稲穂です！
オオウバユリ、大小様々な松ぼっくりは近郊の森から集めたものです。
千歳病院の森は、自然豊かでしめ縄作りの材料が集められます。自然の豊かさに感謝して2019年、新たな年を迎えたいですね。
参加した患者さん方は色鮮やかな材料にどう作ろうか迷いながらもステキなしめ縄を作っていました。
今回、園芸活動のしめ縄作り制作の為、同じ園芸療法士仲間の土角千尋さんのわたぼうしで、しめ縄講座を受講しました。
受講したデザインを参考にして、飾り材料を選びしめ縄を制作しています。
皆さまも心豊かに新しい年をお迎えください。
今年も千歳病院ホームページ園芸活動をご覧くださりありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。

2018/12/20

押し花カレンダー

雪が降り、園芸活動のハーフガーデンや畑は、白い雪に覆われています。



外は白い世界が広がっていますが、今日の園芸活動はお花畑にいるような華やかさです。
色鮮やかな花が咲き乱れていた夏に作っておいた、押し花を使い、来年の押し花カレンダーを作りました。
押し花にしたハーブガーデンのラベンダー、ローズゼラニウムは時間が経っても香りがあり、甘いステキな香りが部屋に漂っています。
押し花にしたものを見ると、色鮮やかな花、ハーブの葉、花、ほおずきのオレンジ色の皮、野の花、稲穂、ニンジンの葉、蕎麦の花等々…
園芸活動のハーブガーデンや畑、フットパス(森のお散歩道)がある森にあるものばかりでした。
押し花を選び、お花畑、ゴージャス、花束、万華鏡など思い思いのイメージで台紙に置いていき、個性豊かな押し花のカレンダーが出来上がりました。

2018/12/11

クリスマス会と森のようちえん

今日の千歳はシバレました。最低気温マイナス18℃!!



園芸活動では、秋に収穫した蕎麦で、ホットケーキを作り、クリスマス会をしました。
石臼で、蕎麦の実を粉にし、ホットケーキミックスと混ぜてホットケーキを作ります。
石臼を使った事がだれもなく、初体験の活動になりました。
やってみると、根気のいる作業で、何度も何度も石臼を回しても、粉になる蕎麦は少量で、昔の人の時間、大変さ、労力を感じられると言う声が上がっていました。
焼き上がった蕎麦のホットケーキはふわふわで、ルバーブジャムを付け、美味しくいただきました。
そして、千歳を中心に活動している森のようちえん「といとい」さんが、千歳病院のフットパス(森のお散歩道)をフィールドに使い、活動することになりました。
元気な子供たちの笑い声が森の中から聞こえてきます。
楽しみがまた、増えました。

2018/12/10

クリスマスクラフト

雪も降り真っ白な街中はすっかりクリスマスムードですね。



園芸活動でもクリスマスのクラフトを行っています。
色々な種類の松ぼっくりをたくさん使い、針葉樹のヤニの香りが漂い、森の中にいて森林浴をしているようです。
大きな松ぼっくり(チョウセンゴヨウ)の香りを嗅ぎ、松ヤニの香りに懐かしい、いい香り等の声が上がっています。
クリスマスの飾りも白と赤の雪ダルマが仲良く並び、とても可愛らしく出来上がりました。

2018/12/02

バスボム&バスソルト&こんにゃく

いよいよ寒くなり、雪もちらつく季節になりました。
ほっこり暖まる、アロマバスソルト、バスボムづくりです。



各々がその時の心と身体で感じた好みの精油の香りを選びバスソルト、バスボムを作りました。
制作後には、手湯を行い、各々が作ったバスソルトとバラの花びら、ラベンダー、ウスベニアオイのハーブを入れた手湯を楽しみました。
ゆっくりとした暖かい時が流れています。
手湯の後にはこんにゃくの味噌田楽をいただきました。
こんにゃくは春にこんにゃく芋を植えて大切に育ててきたものです。
こんにゃく芋を一センチ幅に切り、蒸し器に入れて柔らかくなったら、皮をむき、ミキサーにかけ、お湯で茹で出来上がり。
こんにゃく芋から作ったこんにゃくは味が濃く、歯触りもしっかりしていてとても美味しかった！
こんにゃく作りは手間と時間がかかるものですが、その味は格別で来年もこんにゃく芋を植えてこんにゃくを食べたいと言う話が和やかな雰囲気の中で出ていました。

2018/11/25

大収穫祭

春に野菜の種を蒔き、苗を植えて水をやり、雑草を取り、大事に育ててきた野菜…収穫して美味しくいただきます。



春に野菜の種を蒔き、苗を植えて水をやり、雑草を取り、大事に育ててきた野菜…収穫して美味しくいただきます。
「大収穫祭」と銘打ち、豚汁、いもサラダ、サツマイモご飯、大根の浅漬け、カボチャのジェラートのメニューを調理、試食をしました。
全て…とは言えないけれど、収穫した野菜が大半を占め、種類の多さに驚く、反面、めんこく小さくて、皮むきが大変なほど小さな人参、ジャガイモもあり、悪戦苦闘しながも、和気あいあいと準備が進んでいきました。
入院生活が長い患者さんですが、さすがの包丁さばきには感服です。
園芸活動でも調理、試食のプログラムは久しぶりです。
出来上がった料理をテーブルを囲み皆さんでいただきます。
感想タイムでは、生活を支えるのに、自営業で忙しい日々の中でも、家族で食卓を囲んだのを思い出したと言い、涙ぐむ姿を見て、職員、ボランティアさんももらい泣き…。
園芸療法の活動を通してその人らしさを知るきっかけになり、一人一人に寄り添う思いが深まりました。

2018/11/19

オレンジポマンダーとマルメロ

11月.....街中はクリスマスの雰囲気が漂い始めましたね。
千歳病院の待合室にも大きなクリスマスツリーが飾られています。



園芸活動でも、クリスマスのクラフト製作として、オレンジポマンダー作りを行いました。
オレンジにメウチで穴を開けてクローブと言うスパイスを差し込んでいきます。
オレンジの柑橘系のスッキリとした香りとクローブのスパイシーな香りが広がります。
ポマンダーはヨーロッパで、その昔、魔除けや病気予防のためのお守りでした。
中世ヨーロッパの貴族たちは練り香を入れた金銀で作られたポマンダーを首からかけたり、腰にぶら下げていました。
それを果物で作ったものがフルーツポマンダーです。
オレンジの他にもリンゴやレモンでも作ることが出来ます。
欧米では、ポマンダーをクリスマスや新年のプレゼントしたり、クリスマスの飾りにするそうです。
園芸活動でもこれから１ヶ月ほど乾燥させ、クリスマスには完成したオレンジポマンダ―を飾りたいですね。
そして今回、北斗市の友人が送ったくれたマルメロのフルーティーな香りに患者さん、利用者さん、職員も皆、魅了されました。
マルメロは珍しく、見たことがない方がほとんどでした。
そんな中、患者さんのお一人が「マルメロ　懐かしい?」と知っている方いました。
マルメロは北斗市の特産品で、栽培されています。
生食には向かず、ジャムやハチミツ漬け、果実酒にするそうです。
思いがけない香りのプレゼントにマルメロに関わる幼い頃の話を思い出したりと和やかな時間が流れました。

2018/10/26

園芸療法講習会

10月20日札幌国際大学にて主催 NPO法人うれし葉　共催札幌精神科作業療法研究会 第３回「園芸療法特別講演会 北の大地に、園芸療法を希望の種をみんなで育てるために」が行われました。



午前中は山根寛氏「作業療法から見た園芸活動の効果と利用」
グロッセ世津子氏「もうひとりのセラピスト～植物ありきの園芸療法」
澤田みどり氏「希望の種をみんなで育てる」
園芸療法を代表される三人の先生方に講演いただきました。

午後からは実践報告として南小樽病院、千歳病院の作業療法士、園芸療法士から発表しました。
「導入～園芸療法実践　作業療法士、園芸療法士、病院の連携」
千歳病院でも始まりから、日々、千歳病院のホームページの園芸活動で報告している、活動の様子等を発表させていただきました。
交流会も行われ、大阪などの本州から参加した方や道内各地から集まった方々と園芸療法の情報交換がでしました。
千歳病院の園芸療法でも、これからも、参加者の心に寄り添い、充実したものにしていきたいと思います。

2018/10/22

千歳フラワーマスターの会園芸療法体験

10月始め千歳フラワーマスターの会の園芸療法体験が行われました。



千歳フラワーマスターの会は2016年、札幌国際大学イネーブルガーデン訪問、園芸療法の大学講師から講習を受けています。
好天に恵まれ、千歳病院のハーブガーデンの前で園芸療法のお話しの後、香り袋作りを行いました。
ハーフガーデンを周り、香りを確かめ、袋の中にペパーミントやローズゼラニウム等のハーフを入れていき、オリジナルの香り袋が出来上がりました。
フットパス(森の散歩道)を散策。
深呼吸をして森の空気を身体の中に取り入れます。深くゆっくりと…
その後はのんびりと手湯をしながら、ガーデンを周り、好みのハーブを摘み取り自分好みのハーブティーを飲みます。
ハーブの香りに包まれながら、ゆったりとした時間が流れていきました。

2018/10/04

焼き芋

10月 秋の晴れ間に、焼き芋を行いました。



サツマイモ、収穫したジャガイモをホイルで包み、焚き火台の中に入れました。
焼きマシュマロも行い、初体験、懐かしい等の声が上がる中でとろける、フワッとしてる、甘い～等の声が上がり、和やかな雰囲気に(^-^)
お芋が焼ける間に、秋の畑仕事です。
ヤーコン、カボチャを収穫した後は来年の土の為に土を耕し、ふかふかにしました。
ホダ木から沢山のしいたけが出ている足元に天然のボリボリ(ナラタケ)が出ていました。
千歳病院の園芸活動は恵まれた自然環境の中にあります。
秋の恵みに感謝しながら、焼き芋の甘さにほっこりとりた時間が流れていました。

2018/09/16

台風の後…

北海道胆振東部地震で被災された方々にお見舞い申し上げます。一刻も早い復興を心よりお祈り申し上げます。



9月5日の台風の後、千歳病院の園芸活動の畑は、ビニールハウスは崩れ、豆やキュウリが倒れました。
ビニールハウスはそのまま解体して、来年の出番を待つことになりました。
キュウリの支柱はボランティアさんの手によって見事、復活！
その後も沢山キュウリを収穫しています。
そして、千歳病院の裏側にあるフットパス(森の散歩道)の木も倒れました。
職員が倒木の片付けをして、フットパスの道は歩けようになりました。
いつの間にか、すっかり秋らしくなってナナカマドの赤くなり、ミズナラの木にはドングリが沢山ついています。
そんな千歳病院のフットパス(森のお散歩道)を歩いてみてはいかがでしょうか。

2018/09/02

花いっぱいコンクール授賞式

8月末 ちとせ環境とみどりの財団主催 第32回花いっぱコンクール授賞式が行われました。
千歳病院園芸活動はガーデン部門の最優秀賞を頂きました。
ありがとうございました。



千歳病院園芸活動では日々の活動の中で花の種を蒔き、お花を植え、育てるプログラムにも取り組んでいます。
千歳病院、正面玄関前、花壇のお手入れを患者さんと行っています。
種だんごで育てたヒマワリ、コスモスが咲き、花壇に彩りを添えています。
苔玉ちゃんや芝刈り君も庭のあちらこちらにいて、花を見守っています。
特に、6月はテッセン(クレマチス)のピンクの花が見頃で写真撮影のスポットになり、クリアーコートの利用者さんの姿が多く見られました。
また、その甘い香りに誘われたのか、ハクセキレイがテッセンの枝の中に巣を作り、甲斐がえしく、エサを運ぶ姿が見られました。
お近くにお越しの際には、千歳病院の花たちに会いに来てください。
また、千歳病院裏にはハーブガーデン、フットパス(森のお散歩道)もあります。
合わせてご覧ください。

2018/08/24

森林療法

8月中旬、千歳病院にて森林療法を行いました。



森林療法とは、疾病治療や健康増進のため、あるいは生活習慣病の予防や気分の改善、心身のリハビリテーションなどを目的に森林環境を利用することを言います。
その意味で、森林浴も森林療法の一つです。
千歳病院では、黒松内ぶなの森しぜん学校様を講師にお招きして千歳病院の裏側にあるハーブガーデンやフットパス(森の散歩道)を会場に行いました。
この日は生憎の雨模様…
そんな中でも開催に向け、タープを張ったり、カッパ、長靴を用意し準備を整えます。
パラパラと雨の降る中、始まりの挨拶をしているうちに雨が止み、フットパス(森の散歩道)にゆっくりと歩きながらお散歩に出掛けました。
森の中で台湾拳法のポーズをとり、大きな声で掛け声を掛け、気合いを入れます。
散歩道から戻りタープの中でタッチウッド作りです。
紙ヤスリを使い、好みの握り心地になるまで根気良く、磨いていきます。
参加者の皆さん、無言になり、集中している姿が見られました。
ステキなタッチウッドが次々に出来上がり、ハーブガーデンで摘んだミントの温かいハーブティーを飲みながら手湯を行いました。
雨の日も面白い、林の中の空気が違ったなどの声が聞かれました。
次回は9月21金曜日の予定です。

2018/08/23

千歳病院夏祭り

8月18日千歳病院の夏祭りが開催されました。



今年は昨年秋に新設されたクリアコート千歳との合同の夏祭りになり、賑やかな時間が流れていました。
たこ焼きやクレープ、焼きそば等の飲食の他、釣り堀、パットパットゴルフ等のゲームや、よさこい、和太鼓、カラオケ大会等の催しもあり、お年寄りから、子どもまで楽しめる夏祭りでした。
園芸活動ではアロマオイルを使ったハンドクリーム作りを行いました。
家族連れやお友達、お母さんにプレゼンすると言う中学男子など沢山の方が参加してくれました。（約６０名が参加？）
アロマオイルの瓶のふたを開け香りを楽しみ、好みの香りを選び、感じ取っている姿がみられました。
園芸活動のお手伝いには、同じ園芸療法士仲間が、北斗市と札幌から子連れで手伝いにきてくれました。
子供たちも飾り付け等お手伝いしてくれ、スタッフの一員として、頑張っていました。
皆さま、ありがとうございました。

2018/08/13

七夕

8月7日は北海道では、七夕です。



七夕には、私の住む地域では子供たちが「ろうそくだせ、出さぬとひっかくぞ」と歌いながら家々を回り、おかしをもらいにいく風習があります。
我が家の子供たちも、袋の中をのぞき込み、お菓子をおいしそうに食べていた姿を思い出します。
千歳病院の園芸活動でも、季節の行事を大切にしています。
短冊に願い事を書き、正面玄関前花壇の白樺の木に結びました。
乙姫(織姫)は機織りのお姫様です。その織姫が紡ぐ、糸になぞらえ七夕にそうめんを食べる習慣に習い、園芸活動でも流しそうめんを行っています。
バジル、エゴマ、大葉、パクチー、チャイブをハーブガーデンから収穫し、刻んで薬味に畑で収穫したきゅうり、トマトも流し、流しそうめんを楽しみました。

2018/08/10

スワッグ(花束)

この日はやっと夏らしくなり、晴天の中でスワッグを作りました。



スワッグとは束ね飾ると意味です。
ドイツなどを中心に主にクリスマス飾りして作られました。
最近ではハーブを中心にしたもの等、季節にとらわれず、楽しまれています。
千歳病院のハーブガーデンはカモミール、ラベンダー、ボリジ、タイム等の花が咲き、ミント類が旺盛になりました。
ガーデンを回り、好みの花を摘んだり、ミントの香りを確め摘み取ると、清々し香りが漂っていました。
思い思いにハーブを摘み取り、ステキなスワックが完成した後には、ハーブガーデンで育てたルバーブのソーダ割をいただき、暑い夏の日、サッパリとした口当たりを楽しみました。

2018/08/09

押し花

エキナセア、ベルガモット、ホップの花も咲き始め賑やかなハーブガーデンになりました。



ガーデンの花やハーブを使い、押し花作りを行っています。
押し花にする花をガーデンで摘み取り、そのまま、押し花にします。
ローズゼラニウムの葉は押した後も甘いバラのような香りが残っています。
ガーデンで摘み取った花やハーブの葉をそのまま利用できる環境に、患者さんも笑顔がこぼれていました。

2018/07/10

森ヨガ

7月10日、天気予報では雨・・・



雨が続く日々の中、晴れ間がでできて千歳病院のハーブガーデンの前で森ヨガが行えました。
フットパス(森の中を散歩する小道)、ハーブガーデンを目の前にし、野鳥のさえずり、風が吹き、林の木々の葉がそよぐ音、
ハーブの清々し香りを感じ、ゆっくりとした呼吸をしながら、足、手、背筋、体のひとつひとつを伸ばし、ヨガのポーズをとりました。
森ヨガが終わってから畑で収穫したルバーブでジャムを作ってソーダで割り、ハーブガーデンのミントの葉と、フットパスにある桑の木の実を添えました。
ヨガで体を動かした後で美味しかったです。

2018/06/29

横浜研修

こんにちは！
6月の末、横浜にて園芸療法の講座に参加しました。



澤田みどり先生が代表のNPO法人園芸療法研修会主催スタディコースの聴講生として１日参加しました。
このスタディコースは一年を通じ、園芸療法を学び、会場の共働舎の利用者さんと畑で野菜を育てる実習も行う内容の濃いものです。
今回、体験したのはクラフト加工、ロールプレイ(障害体験を兼ねた植物栽培)です。
園芸療法を受ける側になる事で、新たな気付き寄り添う大切さを感じました。
二日目は水曜クラブと言う高齢者のコミュニティの場で園芸療法を園芸療法士、地域のボランティアと行っている所におじゃましました。
この日は梅シロップ、らっきょう漬けを作りながら和やかで和気あいあいとした雰囲気が流れ誰もが笑顔で溢れていました。
横浜には私を含め千歳病院の職員3名と園芸療法士仲間の4人で参加しました。
今回の横浜研修を通し、其々が持ち帰った園芸療法体験のお土産が出来たと思います。
これから千歳病院の園芸活動に生かしていきたいと思います。

2018/06/16

田植え

田植えをしたこの日は冷たい雨が降り続く日でした。



6月11日は「入梅（にゅうばい）」梅雨入りしたと言う意味があるそうです。
北海道には梅雨がないのですが、丁度、同じ時期に雨が降り、季節の言葉を患者さん達に紹介しました。
園芸活動で行った田植えは、バケツの中に土と水を入れて作った田んぼです。
稲は厚真町の川村農場から分けていただいた「おぼろつき」
田植えをするのは初体験の方や30年ぶりに田植えをするとおっしゃるご高齢の方もいました。
稲の成長を見守りながら、実りの秋が待ち遠しいところですね。

2018/06/11

花いっぱいコンクール

6月始め、千歳病院、玄関前花壇の花のお手入れを行いました。



この花壇は昨年、園芸活動の活動の中で取り組み、今年で２年目になります。
この日は花壇にあるテッセン（クレマチス）の花が満開の中で、甘い香りが漂ってくるのを感じながら、キンギョソウ、ペチュニア等の一年草を植えたり、種団子で育てたヒマワリ、コスモスも植え付けました。
千歳病院園芸活動は花壇のお手入れを通し園芸療法の取り組みとして、公益財団法人ちとせ環境とみどりの財団の「花いっぱいコンクール」にエントリーしています。
入賞を目指し、日々のお花の手入れ、水やりに頑張ります。
患者さん、ご家族さん、職員もお手入れした花壇に足を止め、「キレイだね」等と、お花談義に花が咲いています。

2018/06/04

野外での園芸活動

園芸活動は5月のGW明けから野外での活動になりました。



じゃがいもを植え、大豆や水菜等の種を蒔き、トマト、キュウリなどの野菜の苗を植えました。
種蒔き鳥と言われているカッコーも鳴き始め、いよい園芸活動の作業も忙しい日々です。
ミズナラの原木にドリルで穴を開け、シイタケ菌の駒を入れていき、シイタケのホダギ作りを行いました。
今回、作ったホダギはこの後、養生して来年の春にシイタケが出てくる予定です。
昨年作ったホダギから沢山シイタケが顔を出し収穫しています。
肉厚で風味も良く参加者でいただきました。
千歳病院玄関前の花壇にあるクレマチスが満開になり、花の香りも漂っています。
裏にあるハーブガーデンもハスカップの花が咲き、ミント類等のハーブが出始めました。
初夏の雰囲気が感じられる千歳病院のガーデンです。

2018/05/17

フラワーバスケット作り

今回は、私と園芸活動のボランティアさんの2人でちとせ環境と緑の財団にてフラワーバスケット作りを行いました。



この講習会は毎年行われ、千歳市民のガーデニング技術向上を目指し行われています。
当日も沢山の町内会や個人で参加されていました。
土作りから始まり、ハーブやグラス、ペチュニア等を寄せ植えしていきました。
出来上がった寄せ植えは、5月17日木曜日から20日日曜日に千歳市のグリーンベルトで行われている「花と緑のフェスタ」の会場にて飾られます。
「花と緑のフェスタ」は今年で53回になり千歳では馴染みのある、親しみがわくイベントになっています。
花苗プレゼント、購入割り引き券配布、多肉植物の寄せ植え、春のポタジェ等の講習会もあります。
また、花マルシェ、野菜マルシェ、食マルシェも行われます。
暖かな日差しの今日この頃、お庭や畑の準備に忙しい時期ですが、ちょっと出掛けてみるのも良いですね。

2018/05/01

種だんご

2018年度の千歳病院 園芸活動の活動が４月から始まりました。



ふきのとうが顔を出し、福寿草、スイセンが咲き、キタコブシの白い花も咲き始め、優しい春の香りが漂い始めました。
千歳病院のフットパス(林の散歩道)の林内ではナニワズの黄色い花が咲き乱れ黄色いジュータンを広げたようです。
本格的な土いじりが、待ち遠しい所、 今回は種だんごを作り花の種を植えました。
土を混ぜ、だんごを作りカレンデュラ、マリ－ゴ一ルドの花や明後日朝顔プロジェクトのアサガオの種を植えています。
種だんごを作ってから、1週間後には芽を出しました。
種の生命力の強さを感じますね。
いよいよ春…！
ゴールデンウイーク明けからは野外での活動が本格的に始まります。どんな野菜を植えるか楽しみな所です。

2018/03/23

明後日朝顔の種

先日、明後日朝顔プロジェクトのアサガオの種が園芸活動に届きました。



明後日朝顔プロジェクトとは、2003年に新潟で開催された「大地の芸術祭 越後妻有トリエンナーレ」において、アーティスト日比野克彦氏が新潟県十日町市莇平の集落の住民たちと共に始めた朝顔を育てる形で始まりました。
朝顔の育成を通して、人と人・人と地域・地域と地域のコミュニケーションを促し、それぞれを繋がる大きなネットワークの架け橋しとなっています。
この活動は全国各地に広がり2005年水戸、次年度には福岡、太宰府、岐阜にと運ばれました。
そして2017年度沖縄、台平等29箇所になっています。
北海道では三年前から白老の飛生(トビウ)で取り組まれています。
縁あって千歳病院の園芸活動でも、朝顔の種を蒔き育てる事になりました。
千歳でもアサガオの花を咲かせ、人と人・人と地域・地域と地域の繋がりを大切に育てます。
アサガオ成長日記を伝えていきますね。

2018/03/06

多肉植物の寄せ植え

3月6日の園芸活動は多肉植物の寄せ植えでした。



春の足音を感じる3月ですが、まだ、白い雪が残る千歳。
土、植物と接するのは久し振りです。
命の関わりを感じながら思い思いに寄せ植えを行いました。
この日は啓蟄(けいちつ)
啓蟄とは、太陽に暖められた地面の暖かさを感じ、土の中で冬眠している虫が目覚め、動き出し地表に出てくると言うものです。
朝晩はマイナスの気温ですが、日中はプラスにもなり、ゆっくりと春が訪れているのを感じます。
千歳病院の敷地内にはフットパス(林の中を散歩出来る道)があり、様々な樹木があります。
その林の中にあるカエデから樹液(メイプルシロップ)を取ることが出来ます。
メイプルシロップが取れるのは、今の季節だけのもので、正しく、自然の恵み！
メイプルシロップの自然の甘さに驚き、この自然の恵みを千歳病院の敷地内でいただけることに関心する患者さんたちです。
雪が解け、もう少し暖かくなったらフットパスを散歩するのが楽しみになった患者さんたちです。

2018/02/21

ヒヤシンス開花

2月の始めに行った球根植物の水栽培をしたヒヤシンスの花が咲きました！



千歳病院の待合受付に置いてある淡いピンク色と薄紫色のヒヤシンスからは春の香り…甘い匂りで満ち溢れています。
余りにも咲き誇っているので、デイサービス陽だまりの利用者さんにも香りを楽しんでもらいたくて置いてもらいました。
高齢者は香りが感じずらくなっているようですが、香り高いヒヤシンスの香りを感じ取る利用者さんがいたそうです。
淡い色の花と春の香りを届ける事ができました。
4階病棟ナースステイシにも、ヒヤシンスの花と香りを届けました。
花の香りが職員を癒し和ませる事でより良いサービス、業務に繋がると言う看護師長の計らいです。
代替医療・園芸療法が、医療職員、患者さんたちに届くように千歳病院の園芸活動の充実を図っていきたいと感じる出来事です。

2018/02/14

きな粉作り

今日の園芸活動「きな粉作り」



スーパー等で買ってきて袋に入ったきな粉を、きな粉餅にして食べたり、牛乳に溶かしたりて飲んだりしますよね。
今回は、きな粉作りが初体験、きな粉が大豆から出来ていのを初めて知ったと言う患者さんがほとんどです。
まず始めに大豆をフライパンでから煎りします。あら熱を取ってからフードプロセッサーで細かくします。
その次にすり鉢に入れすり、目の細かいザルでこして出来上がり。
文字で書くと簡単ですが、すり鉢でするのがなかなか力のいる作業です。
スーパーに行けば何でも売っているけれど、食べ物はこうやって手作業と時間をかけて作り、やっと食べることができる事を実感した患者さん達です。
食べ物のありがたみを感じる園芸活動になりました。
出来上がったきな粉はきな粉餅にして美味しくいただきました。
今回も豆腐作りに続き、きな粉作りの大豆は園芸活動の畑で収穫したものです。

2018/02/07

球根植物の水栽培

2月3日は節分ですね。



今日は春の香りが漂うヒヤシンス球根植物の水栽培を行いました。
根が伸びて花が咲くのが待ち遠しいですね。
千歳病院の待合室等にあるので、 ちょっとのぞいてみて下さい。
球根植えが終わってからは、氷柱作りです。
千歳病院の園芸活動は毎週火曜日と水曜日の2回行われています。
火曜日に参加している患者さんたちに牛乳パックの中にドライフラワーやヒバの枝等を入れてから水を入れる作業をしてもらい、その水の入った牛乳パックを病院の花壇の所に置いて一晩凍るのを待ちます。
次の日の水曜日に参加している患者さんたちが、牛乳パックから氷柱を出す作業をしました。
手が冷たい等の声がチラホラ出ていましたが、真冬日の続くこの季節でなければ出来ない活動です。
今、流行のフラワーアクアリウム(ハーバリウム)のような仕上がりです。
千歳病院の玄関前の花壇の所に飾っているので、ご覧ください。

2018/01/31

園芸活動豆クラフト

2月3日は節分ですね。



鬼のお面を付けて大きな声で「鬼は外！福は内！」
厄払いも兼ね、豆まきの豆(大豆)や色々な豆を使って豆クラフトを行いました。
患者さんたちは、様々な大きさ、形、模様の豆を見て、種類の多い豆に驚いていました。
丁度この日は満月、皆既月食でした。
天気予報では雪の予報でしたが、22時過ぎに赤銅色(赤黒い色)の月を見ることができました。
園芸活動の中でも患者さんたちに皆既月食のお話しをさせて頂きました。
季節の行事を体験したり、自然の変化や営みを意識する事で四季の移り変わりを感じ取り、生活リズムや、体内リズムが整えられるのではないでしょうか。
節分が過ぎると立春です。
まだまだ、寒い日が続きますが、木の芽は少しずつ膨らんできていますね。
春が待ち遠しいですね。

2018/01/24

アロマスプレー、クリーム作り

今日は気温が下がり真冬日の千歳です。



シバレました。
インフルエンザが流行ったり、冷たい風にあたり、肌の乾燥や肌荒れの気になる季節ですね。
精油を使ったルームスプレーとミツロウのハンドクリーム作りを行いました。
流行しているインフルエンザなどの感染予防対策にラベンサラ、ティートゥリーなどの精油を使ったルームスプレーを製作。
ハンドクリームの基材のミツロウは蜜蜂が花の蜜を集めている蜜蜂の巣ですと話すと不思議そうな患者さんたち…
ミツロウの匂いを嗅ぐとちょっとだけハチミツの甘い香りがしたようです。
天然のミツロウは保湿作用や皮膚軟化作用に優れています。
特に病院の中は乾燥気味なのでクリームを塗ってスベスベで過ごして欲しいですね。
(写真はハンドクリームを作る為に湯せんにかけてミツロウを溶かしている所です。)

2018/01/17

豆腐作り

今回は 豆腐作りです。
豆腐作りの大豆は千歳病院の園芸活動の畑で収穫したものです。


種を捲き、ハトやナメクジから守り、大切に育てた大豆。
美味しい枝豆を食べる秘訣は、お湯を沸かしてから、畑から枝豆を収穫する事だそうです。
枝豆を茹でるお湯を沸かし、畑から収穫して食べた枝豆の甘い事、美味しい事！
秋になり、大豆の殻きも患者さん皆さんで行い、虫食いの大豆を除ける作業もしました。
きれな豆を選ぶ作業を豆をよる等と言うそうです。
殻剥きやキレイな豆を選ぶ作業は知らず知らずのうちに集中力や指先を使っている事になっています。
春に蒔いた大豆は患者さんたちの手の中でキレイになり、やっとお豆腐になりました。
おから、豆腐、豆腐の味噌汁を堪能！
大豆の茹で上がる匂い、出来たてのお豆腐の味の甘さ、濃厚さはなかなか、食べられない味です。
高齢の患者さんは今回の豆腐作りから昔のやっていた商売の事を思い出し、懐かしく胸が熱くなったと話していました。
食べたモノは人の体の元になり、元気の源です。
千歳病院の園芸活動ではそんな当たり前の事を大切に取り組んでいきたいと思っています。

2018/01/10

スプラウト、手湯足湯

あけましておめでとうございます。
今年初の活動はスプラウト作りです。


スプラウトとは、穀類や豆類、野菜の種子などを発芽させて、発芽した芽と茎を食用とする食材をいいます。
今回はカイワレ大根、ブロッコリー、ルッコラの種を用意しました。
あの節約食材・モヤシもスプラウトの一種なんですよ。
発芽したばかりのスプラウトは、植物が大きく成長するために必要な栄養やエネルギーを最も豊富に含んだ状態。
種子や親野菜より栄養や酵素をたっぷり含んでいるため、「天然のサプリメント」とも呼ばれています。
約１週間で収穫し食べる事ができます。
日々の管理も作業療法士と一緒に患者さんが行い、大きく育て、来週の園芸活動で試食したいところです。
グングン成長する植物の成長を見守るのも楽しみのひとつですね。

2017/12/26

しめ縄リース作り

早いもので、2017年今年の最後の活動になりました。
今日はしめ縄リース作りです。


しめ縄リースの飾りで使うミズキ、松ぼっくり、ヤナギ等は園芸活動の畑やハーブガーデン、フットパス(林の中の散歩道)から採取しました。
稲穂は園芸活動で刈り取りしたモノを使いました。
ある方はダイナミックに、ある女性の方は可愛らしく、それぞれ、飾り付けステキなしめ縄リースが出来上がっています。
完成したしめ縄はナースステーションやホール、お部屋入り口等に飾られます。
しめ縄リースに使う自然の飾りが採取できる千歳病院の近くには千歳川が流れ、敷地内には林の中を散歩する道も整備されています。
今は白い雪の上にウサギやリス、シカなどの動物の足跡が残っています。
来年もよろしくお願いします！

2017/12/20

押し花カレンダー

今年も残りわずかになってきましたね。



今回の園芸活動は来年のカレンダーを押し花を使って作りました。
押し花は夏期に園芸活動のハーブガーデンのハーブやお花を摘んで作っていたものです。
今は真っ白な雪の下になっているハーブガーデンですが、色鮮やかな花々が思い出され患者さんたちの会話にも花が咲いています。
押し花になって乾燥した状態でもラベンダーやローズゼラニウムは甘い香りを放ち、作業をしながら優しい香りに包まれ、ステキなカレンダーが完成しました。

2017/12/13

クリスマス会

今日は園芸活動のクリスマス会！！



お米作りを体験したこともあり、米粉でホットケーキを作りクリスマス会を開催。
自分のホットケーキは自分で作らないと食べれませんょの声掛けで、
材料の米粉、砂糖、玉子、牛乳などをボールに入れて一緒懸命に混ぜる混ぜる。
ふっくらしてモチモチのホットケーキが焼き上がりました。
園芸活動の畑で収穫したカリンズ、イチゴ、ジュンベリ－、ルバーブのジャムを添えていただきました。
ホットケーキの焼き上がり時間の合間に種の整理作業をしました。
殻から豆を剥いて出していきます。
食べる豆＝種豆として豆を蒔いて再び収穫する…種のイメージが結びつかない患者さんが多くいましたが、今回の種の整理作業で流れが掴めた顔つきでした。
来年の春に種を蒔きましょう。

2017/12/06

松ぼっくりツリー

この日は千歳にも雪が降り、ホワイトクリスマスの雰囲気の中、
松ぼっくりを使ったクリスマスのツリー作りを行いました。



松ぼっくりは自然のモノなので形や大きさがそれぞれ違います。
松ぼっくりを手に取り、土台に乗せながら、右から見たり、
傾けたり…ジャストポジションを決めています。
松ぼっくりツリーが出来たところで、いよいよ飾り付けです。
赤やピンク系の色合いでビーズやフェルトボールを付けたり、
色とりどりのビーズやモール、星飾りなど沢山付けてステキな松ぼっくりツリーが完成しました。
松ぼっくりツリーは病院の待合室や病棟の詰め所窓口に飾られています。
すっかりクリスマスムード漂う千歳病院です。

2017/11/29

アロマソルト・バスボム

寒くなってきましたね。



今日の園芸活動は入浴剤のバスソルト・バスボムを作り、その後に手湯足湯でホッコリ温まりました。
バスソルト作りでは、天然塩に好みの香りの精油を嗅いで、確かめながら入れている患者さんもいました。
自分好みのバスソルトが出来上がったようです。
バスボム…って何？と解らない患者さんが多く、洗面器にお湯を入れた中にバスボムを入れると、あら～不思議！
アワがブクブク出てきました！
バスボムは発泡性のある入浴剤です。
炭酸力で温浴効果を高め、芯まで温めほぐします。
製作後には、バスソルトを入れて手湯足湯を楽しみました。
精油の香りが漂う中、ぽかぽかする、手先が冷たのが暖まったなどの声が聞かれました。

2017/11/22

オレンジポマンダー作り

街の中はすっかりクリスマスムードですね。



千歳病院園芸活動もクリスマス飾りのオレンジポマンダー作りを行いました。
オレンジにクローブと言うスパイを刺しクリスマス飾りを作ります。
オレンジの清々しさ、クローブのスパイの香りを楽しみながら集中して
作業を行っている姿が見られました。
中にはデザインにこだわり、数字、ランダム、密にクローブを刺していったりと様々です。
お茶タイムでいただいたのは、厚真、河村農場で分けていただいた
ビート(砂糖の原料のてんさい糖)から、砂糖作りを行いパンにつけていただきました。
素朴な味わいで美味しいの声が上がっていました。
自然の恵みに感謝したいですね。

2017/11/15

大収穫祭

大収穫祭！！



今日は千歳病院の園芸活動で収穫した野菜を使い豚汁、ポテトサラダ、おにぎり、
サツマイモのジェラート、梅シロップソーダーのメニューで大収穫祭を行いました。
豚汁は豚肉以外、味噌も含め全て畑で収穫した野菜と皆さんの愛を入れて美味しく出来上がりました。
心も身体も暖まる一品です。
試食中には、後はブタを飼育したら全部材料がそろうから、養豚業をやろう！と言う話も飛び出し、
和やかな笑い声の中、心もお腹も一杯になった大収穫祭でした。
来年はソバを育て、そば打ちをしたり、ガレットを食べたいと言う話になり、
皆さんの気持ちは次回、植える野菜に向いているようで、ワクワクドキドキ！楽しみが続きますね。

2017/11/08

大根加工食品作り

皆さま、すっかり寒くなりましたね。



漬け物用の大根を干す風景も、ちらほら見かけます。
園芸活動では秋ダイコンをまき、収穫して大根加工食品作りを行いました。
切り干し大根、赤大根のサワー漬け、大根の味噌汁を作っています。
サワー漬けには丁度、収穫した食用菊の花を入れて食べました。初めて食べた方
が多く、美味しい、紫色がキレイ、シャキシャキした感じなどの声が上がりました。
丁度、昨年作っていたシイタケのホダ木から大きなシイタケを収穫、
大きくなりすぎですが、味は変わらず、大根の味噌汁に入れ美味しくいただきました。

2017/10/31

コケ玉作り

今日の園芸活動はコケ玉作り



けと土や赤玉土などを混ぜ合わせ、コケが住み良い環境を整えます。
土を混ぜ、こねてこねて土にツヤが出るまでこねて土ダンゴにします。小さい頃に作った土のおだんごを思い出すね。
おはぎにみえるね…会話に花が咲きます。
アイビーやオリヅルラン等の植物を植え付け、コケを巻きつけ、ハロウィーンの飾りを付けたらコケ玉の完成です。
ステキな作品が出来上がりました。

2017/10/18

冬囲い作業

霜も降り、寒い季節になりました。今日の作業は雪囲いなどの冬支度準備です。



収穫がほぼ終わったトマト、キュウリ、なすび等は抜き取り、その後の土はスコップで起こし、柔らかく来年の為に耕します。
ジュンベリ－、ブルーベリーは支柱を立てムシロで巻き、根元には枯れ葉や腐葉土を掛け、暖かいお布団のようです。
これで、雪の下で冬を過ごし春を待つことが出来るでしょう。
11月からの園芸活動は室内での活動になります。

2017/10/11

イモもち作り

紅葉の秋の日、焼き台にフットパス(林の中の道)や畑の周りの落ち葉や枝を集めて焚き火をしながら焼き芋をする…予定でした。



この日は肌寒い雨になりました。残念ながら焼き芋はできません。
室内でイモもち作りとなりました。もちろん、イモもちの材料のジャガイモは収穫したものです。
丸く形を作ったり、星やハート、キノコのマツタケにしたりと季節感ある、楽しいイモもちが出来上がりました。
焼き上がりの待ち時間を利用して収穫した大豆を殻から外す作業も行っています。この大豆は味噌や豆腐を作る材料になり、作業工程につながりを感じるプログラムになります。患者さんたちのワクワク感が伝わってくるようでした。
最後に焼き上がったイモもちは皆さんで美味しくいただきました。

2017/10/04

十五夜

10月4日は十五夜でした。
十五夜は中秋の名月とも言うそうです。
空高く、朝夕の冷え込みと共に紅葉が深まる季節ですね。



十五夜には、ススキやお団子を供え、作物の豊穣を祈る意味合いがあります。
園芸活動でも白玉団子を患者さんと一緒に作り、ススキはフットパス(林の中の道)からいただき飾りました。
勿論、さつまいも、ゴボウ、コンニャク、ズッキーニ等の収穫作業も行っています。
園芸活動では紫蘇シロップソーダー(園芸活動で収穫、製作した紫蘇シロップです)、葉物(エゴマ、大葉、赤シソ、バジル、パクチー)、ゴーヤ等の畑の収穫野菜の天ぷら、ゴーヤチャンプル、白玉団子で収穫に感謝し、患者さん、スタッフ共に美味しくいただきました。
患者さんの感想ではゴーヤは天ぷらにしても？な味！だそうです。
最後は千歳病院正面玄関前の花壇にススキを飾り、記念撮影をしました。
今年の収穫に感謝し、来年の実りに願をこめて！
花壇はハロウィーンの飾り付けをしています。見に来てくださいね。

2017/09/25

森林療法

6月に引き続き、２回目の森林療法です。
千歳病院にはフットパス(林のお散歩道)があります。
林の中の道をゆっくりと歩いて行き、ゆったりと深呼吸。

ブナの森自然学校の大類さんを講師に林の中での気功がはじまりました。

ゆっくり森のエネルギーを感じながら気を集め、空にむかって放つ。
段々とやっているうちに堅さが取れ、リラックスしていく患者さん達。

フットパスから戻ってから、千歳病院のハーブガーデンのエキナセア、ミントなどを使って足湯や手湯を行いました。

ハーブティーを飲みながらたき火の炎の揺らぎをぼんやり眺めたり、パチパチと薪が燃える音を聞きながら過ごす時間が流れました。

林の中は蚊が多く、刺された方が沢山いました。
次回は、アロマの虫除けスプレーや蚊取り線香を用意しますね。
今もキレイな花が咲いている千歳病院の花壇を見にきてください。そして、千歳病院の裏にあるハーブの花壇にも足を運んでくださいね。

2017/09/14

花いっぱいコンクール「最優秀」受賞

みなさま、こんにちは
５月、6月で整備した千歳病院の正面玄関前の花壇が、千歳環境と緑の財団主催の第30回花いっぱいコンクール福祉施設部門「最優秀賞」を受賞しました。

協力してくださった皆さんにこの場をお借りして感謝の報告です。
花壇整備は園芸活動の取り組みとして５月、６月の毎週火曜日に行われました。
雨の日は室内で花の名前を書く板に紙ヤスリをかけ、防腐剤を塗ったり、花の名前を患者さんが書いてくれました。

患者さんはそれぞれの体力に合わせて作業を選び、取り組んでいる姿があちらこちらで見られました。
花壇の中に車椅子や手押し車でも通れる道を作るため、スコップで余分な土を一輪車(通称　ネコ)に入れて運び出す作業を進んでやる患者さんもいました。
また、ある患者は草取りを黙々とやったり、レンガを何度も運び出す作業も行っていました。職員も飾りとして使う白樺の木をノコギリで切り、患者さんと一緒に土に埋めたり、土止めの縁取りを行いました。

花壇のお手入れのエピソードはまだまだ、書き切れないほどあります。土だらけになっても楽しい時間でした。看護部長より、園芸活動の時間に受賞の報告を受けると大喜びの患者さんたちでした。

患者さん、職員、学生さん、ボランティアさん、園芸療法士仲間の協力で受賞させて頂きました。ありがとうございました。

今もキレイな花が咲いている千歳病院の花壇を見にきてください。そして、千歳病院の裏にあるハーブの花壇にも足を運んでくださいね。

2017/09/12

アロマ石けん作り

今日はあいにくの雨です。
雨が降ると外での活動はできないけれど、ハーブや野菜、花は大喜びしていますね。
植物には大切な事ですね。
雨が降ったので室内でプログラムを行いました。

今回はアロマオイルを使った石けん作りです。
石けん作りは9月のプログラムではなかったのですが、以前も石けん作りをしていて使ってなくなったので作りたい！と言う患者さんの要望に答えて、実現しました。

ハーブ園のアップルミントのハーブティ－をいれ、好みのアロマオイルをまぜて、混ぜて、こねて、混ぜて、こねて好み形にして石けんができあがりました。
1週間ほど自然乾燥したら、完成です。
今から石けんを使うのが待ち遠しい気持ちです。

2017/09/04

園芸活動20170830ハーブのフラワーアレンジメント

今日の園芸活動はハーブのフラワーアレンジメントです。

ハーブガーデンのハーブの葉や花を選び、香りを感じながら思い思いにステキな アレンジを作っていきます。

ある認知症の患者さんは普段は自分では、決めれない、選べない、落ち着かないなどの症状のある方です。
その患者さんが落ち着いた様子で自分で花を選び、黙々とオアシスに花を刺し、ステキなフラワーアレンジメントを完成させました。
特別な言葉はいらない、花と向き合う姿に感動しました。
園芸療法士てして、植物と繋がる自然療法に関わっている幸せを感じる時間でした。
ありがとうございました。

2017/08/23

アロマ虫よけスプレー作り

今日はシトロネラなどの蚊が嫌いな精油を使い、虫よけスプレー作りをしました。
制作後には帽子や首に掛けているタオル、足もとにスプレーをして畑作業を行いました。
とっても良い香りの中での作業は患者さん達の動きもスムーズです。

千歳病院の園芸活動の畑では、トマト、ゴーヤ、キュウリ、豆、ナスビ、エゴマやオカワカメ等の葉物も採れ始め、色鮮やで賑やかな収穫です。
特に玉ねぎのできが良くとても大きな玉ねぎが収穫できました。
カレー？豚汁？豚カツ？どんな料理にして食べるか患者さん達は玉ねぎ料理話しに花が咲きました。

2017/06/07

千歳病院では3年前から自然療法の園芸療法を行っています。

初めまして！千歳病院、園芸療法士の富永まゆみです。
千歳病院では3年前から自然療法の園芸療法を行っています。

これから千歳病院の園芸療法の様子をお知らせしていきますのでよろしくお願います。

今回はバケツ米稲作りを行いました。患者さん達は稲苗の束を手に持ち、泥だらけになりながらもそっと植えつけていました。
患者さんの中には初めての方、昔やったことがある「懐かしい！」と言うおばあちゃんもいました。

さてさて・・・ちゃんとお米が出来るか心配なところです。
スクスク育ってね、千歳病院米！(品種はななつ星です)